今日はシリーズの最後です。
その7 「勉強方法がわからないよ~」
このセリフはお子さんから保護者の方々も聞いたことがあると思います。
でも、このセリフは真に受けてはいけませんよ。
勉強方法がわからないと言っている子は、勉強方法がわかったところで勉強しないですから。
子供にとっては、親に対しての予防線のつもりなんです。
勉強方法がわからないと言っておけば、成績が悪いのをそのせいにできるのです。
そして、親の方もそのセリフを言われると、強く言えなくなってしまうみたいですね。
もし、本当に勉強方法がわからないと悩んでいるのであれば、
自分から塾に通いたいと言ってきたり、進研ゼミをやりたいと言ってきたりするはずです。
でも、そんな素振りを見せないのであれば、そのセリフは親をだますために言っている可能性が高いです。
自分から勉強したい、勉強方法を知りたいと言っているのであれば、ぜひ応援あげてください。
しかし、子供がこのセリフを言っているからといって、親の方が塾を探してはいけません。
勉強方法というのは本来、人から教わるものではありません。
私も勉強方法について、誰かに教わった記憶がありません。参考にしたことはありますが。
自分に合った勉強方法というのは、試行錯誤をしながら培っていくものなのです。
ある方法を試してテストに臨み、失敗したらまた改良する。そして、新たな勉強方法を試していく。
これを繰り返して自分の勉強方法を確立していけばいいのです。
実際、私がこの塾で教えている勉強方法というのは、私が学生時代に試行錯誤して見つけてきたものです。ですので、100%生徒に合うということはないかもしれません。
ただ、基本的な勉強方法を身につけていけば、後は自分のオリジナルの勉強方法を確立していけばいいだけです。
子供が「勉強方法がわからない」と言ってきたら、
親は「失敗してもいいから、とにかく勉強してみなさい!」と言ってあげてください。
そして、その努力を見届けて、それでも成績が上がらない、うまくいかないのであれば、
是非、子供のために、最善の教育方法を見つけてあげてください。
まずは、やらせてみること。それが、なにより大事になりますよ。
それでは、今日はこの辺で。
今日はシリーズの6日目。
その6 「自分がわからないのは先生の教え方が悪いからだ」
これもよく聞きますね~。
まあ、わからなくはないですけどね。
先生の中には教え方がうまい人と下手な人がいます。
誰だって教え方の下手な先生に教わりたくないですよね。
ただ、学校の先生の立場に立って話をしてみると、
学校の先生ってただ教えるだけではないんですよね。
生徒指導だったり、進路指導だったり、部活だったり、他にやることがてんこ盛りなんですよね。
そんな中、教科指導の部分だけを切り取られて話をされるのは、学校の先生にとってもかわいそうなことだと思います。もし、私が学校の先生だったら、同じように教えることができるか自信はないですね。
でも、このセリフのいけないところは、先生のせいにしている場合ではないということです。
先生の教え方が悪いから成績が伸びないとはなりません。
成績のいい生徒は、そもそも学校の先生の授業がすべてだとは思っていません。
まずは、自分が努力をすることが大事で、わからないことは自分で調べればいいと思っています。
逆に、成績の悪い生徒というのは、自分で理解することを放棄しているので、自分がわからないことを先生のせいにしているのです。こんなことをしていても、困るのは自分だというのに。
実は私自身、学校の授業はほとんど聞いていませんでした。
なぜなら、学校の先生の教え方がうまいと思っていなかったからです。
もちろん好きな先生もいたので、その先生の授業だけはしっかりと話を聞いていました。(笑)
先生の方も成績がとれているので、特に問題視して来なかったですし、むしろ気に入られていたように記憶しています。要領のいい子供だったのでしょうね。
大事なことは自分で理解する力を養うことです。
人に教わって理解できることなど、大したことではありません。
学校でよくわからなかったことを、家に持ち帰って調べて理解する。これこそが大事なことなのです。
先生のせいにしている場合ではありませんよ~。
理解する力を伸ばしていかないと、いざ自分で勉強をしていこうと思っても、先生がいないと何にもできないなんてことになってしまいますからね。
まずは、自分で理解する努力を重ねてみましょう。
それでは、今日はこの辺で。
定期テストの返却が続いています。
神栖1中の生徒は全員が点数を上げてきましたが、神栖2中の生徒がひどいですね・・・
勉強に対する意識が低いのでしょうか?この時期になっても盛り上がってきません。
その中で神栖3中の生徒がすごい結果になりそうです。
まだ5教科が返されてませんので、なんとも言えませんが最高結果になるのは確定しています。
この生徒は以前も紹介した生徒ですが、暇さえあれば勉強しています。素晴らしい生徒ですね。
では、今日はシリーズの5日目。
その5 「今日は疲れたから、明日やろう!」
これも前回と同様なセリフですが、今日やらなきゃいけないことが今日中にできないのは、どんな人でもダメですね。
勉強は特にそれが強いです。中3生には毎日課題をやらせているのですが、その課題も溜めてしまう子が多いです。溜めてから慌ててやり始める・・・そんな生徒が成績が上がるはずがありません。
疲れたというセリフをよく聞きますが、これは生活のリズムがきちんと身についていない証拠です。
夜更かしをしていると、次の日に疲れを残してしまい、学校の授業もまともに集中して聞くことができません。
これは完全に保護者の監督不足ですね。
子供の成績を上げたいのであれば、必ず早めに寝かせたほうがいいです。
スマホで夜更かしをしているのであれば、必ず取り上げてください。
中3のこの時期になっても、夜更かしを繰り返して、成績が上がらないと悩んでいる・・・そんなおかしな現象が起こってしまいます。
勉強をするときは集中してやる!疲れを残さずに早めに寝て、一日を集中して過ごす。
これって当たり前にできないとダメですよ。
成績が上がらないと嘆く前に、一日の習慣をしっかりと身につけましょう。
その習慣の中に勉強を組み込んでいけば、自動的に今日やらなきゃいけないことができるはずです。
「疲れたから明日やろう」ではなくて、「今日やることが終わったし、疲れたから早めに寝よう」となってくださいね。
それでは、今日はこの辺で。
今日も定期テストの返却があって生徒が報告に来てくれました。
今まで合計で400点以上をとったことがない生徒が初めて400点以上をとったり、
ずっと数学が苦手と言い続けた生徒が92点をとってきたり、
努力が形になるのを見るのは、私としてもとてもうれしい瞬間です。
今日はシリーズの4日目。
その4 「完璧になるまでやってないけど別にいいや」
このセリフは最悪まではいかないですね。それなりに勉強している生徒が言うセリフです。
しかし、点数が伸びない。それは、完璧にしていないから。
もし、完璧に覚えたとしても人は次の日に70%を忘れてしまう生き物です。
それが半分しか覚えていなかったらどうでしょうか。
元が少ないのですから、残る量も比例して少なくなってしまいますね。
覚えるときは、完璧になるまでやりこまないとダメです。
何度も何度も繰り返し、完璧になるまで前に進まない。
完璧になるまで繰り返すのだから、時間がかかるのは仕方ないです。
その分、早めにテスト勉強を開始しないとテストまでに間に合いません。
昨日は後で覚えるというのはダメだと言いました。
その場で覚えるにしても、100%になるくらいまで覚えることができたら、定期テスト前に慌てて覚えることはなくなります。とはいっても理想ですが・・・
しかし、その理想を成し遂げることができたら、学校の授業だけで十分に成績がとれるようになります。そうなると、塾なんかいらないですね。(笑)
頭のいい子、効率がいい子は理想のやり方を自然としています。
もし、自分が頭のいい人になりたいのであれば、毎日毎日完璧になるまで勉強を繰り返せばいいのです。
うちの生徒も毎日毎日勉強することで成績がグングン上がっています。
日々の努力は絶対に裏切りません。辛い勉強ではありますが、根性入れて勉強を継続させていきましょう。
それでは、今日はこの辺で。
今日はシリーズの3つ目です。
その3 「後で覚えればいいか~(テスト前に覚えればいいか~)」
これもよく聞くフレーズです。てか、全部よく聞くフレーズなんですけどね。
このセリフもダメダメですね。
頭のいい人はその場で覚えようとします。習ったらすぐに覚えてしまうのです。
それでも、人は忘れる生き物ですけどね。
成績の悪い人はテスト前に慌てて覚えだします。
それだと、テストでは覚えてられるかもしれませんが、テストが終わったらすっぱりと忘れてしまいます。
覚えるという作業は回数を重ねたほうが圧倒的に効果が出ます。
頭のいい人はその場で覚えると言いましたが、
その場で覚えてしまえば、たとえその後忘れたとしても、テスト前に思い出す作業をすればいいだけなのです。
一度しっかりと覚えてしまった知識は短時間で思い出すことが可能になります。
だから、頭のいい人は高得点を叩き出すのでしょうね。
しかも、最低でも2回は覚える作業をやっているので、その後もその知識を忘れることはありません。
後で覚えようなんて考えてはいけません。
毎日毎日が勝負なんです。学校の授業、塾の授業で習ったことはずっと覚えてられるように、しっかりとその場その場で覚えるようにしてみましょう。
点数が低くて嘆いている人ほど、当たり前のことができていません。
点数を少しでも上げようと思うのであれば、頭がいい人がやっていることは素直に真似していきましょうね。
それでは、今日はこの辺で。
定期テストが少しずつ返ってきています。
ケアレスミスを繰り返し、思った以上にできなかった生徒もいれば、
やっと成績を上げてくれた生徒もいます。ちなみに、この子は前回の定期テストで涙を流した子です。
一喜一憂するテスト返し・・・ここからテスト返却が続いていきます。
さて、今日はシリーズの2日目。
その2 「こんなのテストに出ないから、やらなくていいや」
この口癖もよく聞きますね~。
定期テスト前に生徒に出るかもしれないからやっといてと言った途端、そんなの出ないからやらな~い。となめた反応をする生徒がいます。
テストに出ない。こんなことが生徒にわかるはずがありません。
もし、どこがテストに出るのか100%わかっているのであれば、その部分だけテスト勉強すればいいということになります。
しかし、学校の先生もこの辺から出すぞ~とあいまいに言うだけなので、どこから出るかの予想を立てるのは非常に難しいのです。
このセリフを言う生徒の多くが必要最低限の知識以外は勉強したくないのです。
ですが、知識というのはあればあるほどいいものです。
これだけでいいやと線引きをしている生徒は、知識を吸収するのを断念していることになり、成績を上げるチャンスを自分からつぶしていることになります。
周りにいる成績のいい子供を見てください。
そういう子供は知識を吸収することに貪欲です。
なんでも知りたがり、余分だと思われる知識についても調べて覚えてしまいます。
このような子供にとって、勉強というのは知識を増やす大事な作業になるので、勉強をするのも苦にしなくなるのです。
色々な知識を蓄えていくのが勉強です。どんなときに役立つかは、人それぞれでしょうが、知識がありすぎて困ることはありません。
色々なことに興味を持って、知識を吸収しましょう。後で知っててよかったとなるはずですから。
それでは、今日はこの辺で。
久しぶりにシリーズものを。
今日の中3生に投げかけた言葉をブログに挙げていきます。
成績の上がらない人がよく言うフレーズを7つに分けて挙げていきます。
その1 「どうせ勉強したってわからないからいいや・・・」
このセリフ、成績が低い人なら一度は言ったことがあると思います。
最悪なフレーズですね・・・
勉強したってわからないというのは、わかるまで粘っていないということで、根気がない証拠です。
わからないというのは、調べていないだけです。
わからないのであれば、まずは教科書を開いてその箇所を読み込みます。
何度も何度も読み込み、自分なりに理解していけばいいのです。
資料集や市販のテキスト類などで調べてもいいですね。
言葉がわからないのであれば、辞書を開きましょう。
辞書の引き方がわからないのであれば、大人に聞いてみましょう。
最近では、ググってしまえば大抵のことが調べられます。文明の利器を使うのもいいでしょう。(笑)
大事なことは「自分なりに理解すること」です。
テストや試験は自分の力で解くしかありません。
自分なりにでも理解しておかなければ問題を解くのは不可能です。
成績の低い生徒は、わからないからといってすぐにあきらめがちです。
自分の可能性を否定してはいけません。
努力さえすれば、大抵のことはできるようになるものです。
努力もしないで、このセリフは言ってはいけませんよ。
うちの生徒にもこのセリフをホワイトボードに書き出したのですが、
「あ~これ、うちのこと言っているんでしょう?」と反応した生徒がいました。
私は「二度と言うなよ~」と言っておきました。
受験勉強で他の人に勝つためには、わからなからといってあきらめている場合ではありません。
高校に不合格になってから後悔する気ですか?
今からこんなセリフを言うのはやめてくださいね。
それでは、今日はこの辺で。