わからないからと勉強を諦めてしまう子というのは、最初のころから勉強を諦めてきた人生なんですよね。
そもそもが勉強は最初はわからないのが当たり前であり、色々な知識を得て初めてわかるようになってくるのです。
わからないと嘆いている子は、ほとんどがどこかで理解することを放棄したんです。
諦めなければきちんと理解できたかもしれないのに、その苦労から逃げたんですよ。
そういう苦労を経て初めて知能は上がってくるのですからね。
勉強ができるできないという違いは今までの積み重ねがあるかどうかなんですよ。
今までの積み重ねがないから、難しくなってくると途端に分からないとなってしまうんです。
中学の内容なら、少し頑張ればなんとか理解ができるかもしれません。
小学校の内容から復習する余裕もあるでしょうし、塾などの専門機関で教われば何とか理解できるでしょう。
しかし、それでも中3生からでは遅いとは思います。
何せ今までの2年間の積み重ねがないんですからね。
中1・2さらに小学生のころから勉強の経験がないというのは大きなハンデなんです。
ましてや、高校生になってからでは完全に手遅れとなります。
自分が入った高校が自分の実力相当の高校ならまだしも、背伸びをして入ってしまえば授業についていけないでしょう。
当たり前ですが、高校はレベルの低い子に合わせて授業をしてくれません。
義務教育ではないのですから、容赦なく置いていかれるんですよ。
進学校であれば、大学進学に必要な授業をやっていきますからね。
授業が難しくてついていけないというのなら、もう大学への進学は諦めた方がいいかもしれません。
たとえ分からないことがあっても夢を諦められないというのなら、勉強地獄になることを覚悟しないといけません。
優等生たちが小学生のころから積み上げてきた勉強時間を凌駕するだけの勉強量を、高校3年間でやらないといけないのですからね。
単純に計算しても、毎日4~5時間の家庭学習をやらないといけないでしょう。
そこまでしても優等生には敵いませんけどね。
何せ優等生は歩みを止めませんからね。
成績優秀者は勉強の習慣があるから成績がとれているのであり、大学に合格するまでは油断なんてしません。
簡単に落ちてしまう子は、そもそもが優等生ではないんですよ。
だから、脱落者なんてそうそう出てこないんです。
つまり、成績上位陣が崩れないのですから、成績下位者は尋常ではないほどの勉強をこなさないと追いつけないんです。
時間は有限ですからね、高校生になってから今までの行いを後悔したって遅いんですよ。
では、どうすればいいのか。
当たり前のことですが、簡単に逆転できるような裏技はありません。
いかに毎日コツコツと勉強するかしかないんです。
泥臭く時間があるだけ努力を続けるのです。
そして、効率良く勉強をやっていくことが大事になります。
もし、効率良いやり方が見つかれば短期間で大幅な上昇も狙えるかもしれませんよ。
もし、今あなたのお子さんが小学生なら、今から勉強の習慣は身につけさせておいて下さいね。
もし、あなたの子が中学生なら、今からでもどんどん勉強量を増やして下さい。
もしかしたら、高校入学までにそれなりの勉強量は確保できるかもしれませんから。
そして、もしあなたの子が高校生で有名大学に進学したいと願うなら、なるべく勉強することを強制してほしいですね。
自分の子がそれでも夢をおいかけたいと願うなら、中途半端な努力をしても夢は叶いませんからね。
自分の子に勉強において後悔してほしくないなら、しかるべき時にしかるべき行動をしないといけないんですよ。
もし、そんな勉強漬けは可哀想だと考えるなら無理しなくて良いですからね。
ぜひ、自由に遊ばせてあげてくださいね。
それでは、今日はこの辺で。