環境のせいにしても何も始まらない。

生徒の多くが環境に左右されています。

当たり前ですが、生徒の周りには良い環境もあれば悪い環境もあります。

 

良い環境というのは、雰囲気が良い学校のことです。

授業は静かで皆集中して聞いていて、学校の先生の指導も上手、友人も良いヤツが多くて、成績が近いライバルがきちんといる・・・

 

そんな環境に身を置けば、おのずと自分を高めることができるでしょう。

そして、そういう環境がそろっているのは、上位の高校であり偏差値が高い進学校があてはまると思います。

だからこそ、上を目指して勉強しなきゃいけないのです。

 

とはいえ、そこまで好条件がそろった環境なんてありませんけどね。

必ずどこかが不足するのが当たり前なんです。

 

例えば、背伸びして入学した高校だったらどうでしょう。

その子にとっては、学校の先生の授業は高度で理解ができず、周りは賢い子ばかりで自分は底辺に落ちこぼれているんです。

 

いかに環境が良いとはいえ、それはその子の技量によって感じ方が変わっていくでしょう。

その子の素質も伴っていなければ、一見好条件の場所でも最悪の印象になってしまうのです。

 

だから、良い環境とは自分の目線にあった場所ともいえるんですね。

つまり、最高の条件であっても自分の力が足りなければ、最悪になってしまうんですよ。

最高の環境にするためには、自分を高めることが必須なんですよね。

 

一方で、悪い環境とは何か。

単純に良い環境の逆が悪い環境となるわけですよね。

授業中はみんなおしゃべりしているか寝ていて、学校の先生は雑談ばかりで授業はわかりにくい、友人はみんなやる気がなく上を目指している子はゼロ、成績は赤点をうろちょろしている子ばかり・・・

 

もし、こんな環境であれば、文句の一つもいいたくなる気持ちもわからなくはありません。

ただ、もしこの環境が高校なら、自分の行きたい高校に不合格になってしまった自分が悪いのであり、しっかりと調べもせずに進学した自分が悪いのです。

 

環境の良し悪しは、ある程度は自分で調べることもできますからね。

事前に調べておくべきでしょう。

まぁ、まずはその高校に行けるだけの実力を身につけるべきなんでしょうけどね。

 

とはいえ、環境がどうであろうと、そこに文句を言って自分は何もしないでは話になりません。

別に環境が悪いのであれば、その環境の中でもできることを探していけばいいのです。

 

例えば、悪い環境の高校に通ってしまった場合です。

そこに通うことになったのは確かに不幸かもしれませんが、自分で学ぶことはできると思います。

 

もし大学に行きたいのであれば、毎日自宅で勉強すればいいじゃないですか。

書店に行って、参考書の一つでも購入して、コツコツそれを進めればいいじゃないですか。

周りの人たちがやる気がないなら、その人たちからは距離を置き、自分は努力を続ければいいじゃないですか。

 

悪い環境のせいにして、一歩も動かず、ただ文句を言っている子がいますが、そんなのはハッキリいって話になりませんよね。

自分が目指しているものがあるなら、そこに向かって頑張ればいいんです。

 

もちろん、孤独に頑張るのはとても大変なことです。

しかし、勉強とは本来、1人で頑張るものなんですよ。

なぜなら、試験に挑むのは自分1人だからです。

 

試験中は誰も助けてなんてくれないんですよ。

自分の力だけでその試験を乗り越えないといけないんです。

最終的にそうなるのだから、結局は普段から自らが頑張ればいいんです。

 

口だけで何もしないのが一番ダサいですからね。

がむしゃらに頑張ってみましょうよ。

一歩を踏み出さないことには何も変化はありませんからね。

 

 

それでは、今日はこの辺で。