生徒の脳みそは穴の開いた水槽のようなもの。

一つの水槽があります。

その底には穴が開いています。

 

この水槽が生徒の脳みそだと例えてみましょう。

水槽の大きさは生徒毎にまちまちで、大きかったり小さかったりします。

そして、そこに開いている穴も大きかったり小さかったりするのです。

 

次に勉強をすると、水が注がれていくとイメージしてください。

勉強しているときは、どんどんその水槽に水が入っていくのです。

 

その水の勢いは、集中していればいるほど勢いを増します。

集中していればドバドバ水が入っていきますし、ボーとしていればチョロチョロとしか水は入りません。

 

基本的には生徒は学校の授業を聞いているわけですから、授業中その水槽にはどんどん水が入っていくと思うでしょう。

しかし、意外に学校の授業中は水が入っていきません。

蛇口が半開きな子が多いんじゃないでしょうか?

 

きちんと蛇口が開いていて水が入っていく子というのは、先生の話をよく聞く子です。

先生の目を見て、集中して授業を聞いていれば、水槽に入る水はあるかもしれませんね。

よく学校の授業を聞くだけで成績がとれる子がいますが、そういう子は学校の授業への集中力が違うのかもしれません。

 

ただ、水が入ってはいくものの、穴が開いているので同時に水が抜けていきます。

もし、生徒が持っている水槽の穴が大きかったら、ほとんどの水が流れていくでしょう。

その日のうちに溜めた水も、一日経てばほとんどの水が抜けて空になっているかもしれません。

 

そして、家庭学習をきちんとやらなかった場合、水槽には入る水よりも出る水が多くなるため、水がたまっていかないのです。

当たり前のことですが、穴から出ていく量よりも多くの水を入れることで、その水槽には水がたまっていくんです。

 

しかも、その水槽は成長していくんです。

その容量も水を入れ続けることで大きくなっていきますし、穴だってどんどん小さくなっていくのです。

 

もし、小学生からコツコツと勉強を続けていたのなら、その子の持つ水槽はたいそう立派なものになっているでしょう。

穴はほとんど塞がり、勉強すればするほど水槽には水が満ちあふれるのです。

 

もうその水を使えば、何だって叶えることができるかもしれませんね。

それだけ努力を続けてきたのですから、その水槽は一生そのまま使うことができるでしょう。

 

一方で、家庭学習をせずに水を入れずに放置すればどうなるでしょうか?

水槽は小さいままですし、穴も少しずつ大きくなっていきます。

毎日のように空っぽの状態が続いていますので、その水槽の底はカピカピに乾いています。

 

最終的にはひび割れが起こり、最初にあった穴だけでなく亀裂による穴も出てくるでしょう。

そこまで来ると、慌てて水を入れたところで、その水槽は使い物にならなくなるかもしれません。

 

そこまで放置した水槽は使い物にはなりません。

とはいえ、それはかなり末期の状態です。

学生時代であれば、ギリギリ間に合うかもしれません。

 

とはいえ、劣化した水槽を立派なものにするためには、水を注ぎ続けるしかありません。

ただ、穴が大きくなっているので、水を入れても入れてもたまることはないんです。

頑張っても頑張っても水がたまらないのですから、心が折れてしまうかもしれませんね。

 

しかし、水を注ぐしか方法はないのです。

自分の水槽を鍛えるのは、他の人には無理ですからね。

 

自分の水槽を鍛えましょう。

立派な水槽にするためには、水を注ぎ続けるしかないのです。

水を注ぎ続けることで必ず水槽は成長していきますから。

 

そして、それは工夫次第でどうともでもなります。

毎日勉強するのは当たり前として、学校の授業も集中して聞きましょう。

他にも水槽を鍛える方法はごまんとあります。

 

自分の水槽をどれだけ鍛えることができるかで、周りとの勝負に勝てるかが決まってきますからね。

頑張って自分の水槽を磨いていきましょうね。

 

 

それでは、今日はこの辺で。