成績表を確認するのは塾の義務。

とある小6生から中学生になったら成績表を見せるのかどうかを聞かれました。

うちは基本的に成績表は見せないといけませんからね。

この子も確認のために聞いたのでしょう。

 

私は「うんそうだよ、見せなきゃいけないよ。もし、見せたくないなら塾は辞めなきゃダメだからね」と答えました。

まぁ、ここまで言う必要はなかったでしょうが、最初が肝心ですからね。

ビシッと言っておきました。

 

なぜここまで成績の確認を重視するのか。

それは、うちの塾の目標が生徒の成績を上げることだからです。

 

楽しく勉強させるとか、ただ授業をするだとか、生徒を正しい道に導くとか色々な目標はあるでしょうが、うちの目標はあくまでも成績を上げることなんです。

もし、成績が上がらないなら、うちの塾のやり方がダメなんでしょう。

 

そして、成績は点数で出てきますからね。

お客様の満足度のような、よく分からない指標ではなく、単純に点数が上がることを良しとしているのです。

 

成績が上がって困ることはないですよね。

本人はもちろん、親も先生も周りの人にだって、良い成績をとることは好印象を与えるのです。

 

もし、成績表の確認を怠ったらどうなるのか。

そうなると、生徒はただの客になってしまいます。

お金を毎月持ってくるってだけのお客に成り果てるのです。

 

成績が上がらなくてもとりあえず通ってくれればいいという、何のために塾に通っているのか分からなくなるような状況になってしまうんです。

まぁ、悪い言い方でいうと、飼い殺しってやつですね。

 

生徒をただのお金を運ぶお客のように扱うのは、あくまでも塾の視点ですけどね。

それでも、きちんと成績が上げられていない塾は多いと思いますよ。

まぁ、うちも完璧ではないので、非難はできませんけどね。

 

また、成績を見るということは、その生徒の勉強方法を確認する良い機会なんです。

その子が頑張っていることが前提にはなりますが、頑張っているのに成績が上がらないのは勉強方法に問題があるのです。

 

であれば、それを修正してあげないと、いくら時間が経っても成績は上がりませんよね。

そういう機会を与えてくれるのが、成績の確認なんです。

 

もちろん家でも成績の確認はしないといけません。

親が子どもの成績に無関心になれば、子どもは絶対に勉強するようにはなりませんからね。

 

そして、塾に通っていてもその塾が成績の確認をしないのは、ただの怠慢だと思います。

ぜひ自分が通っている塾が使っているかを確認してみてくださいね。

 

成績を見るというのは、シンプルな作業ではありますが、とても大事なことですよ。

せっかく通う塾ですから、きちんと成果を出そうとしている塾を選んで下さいね。

 

 

それでは、今日はこの辺で。