私は塾講師ですから大学に行っていますし、教え子も何人も大学へ行かせているので、どのくらい勉強すれば大学に進学できるのかが大体わかります。
ましてや、どのくらいの学力があれば、大学入試レベルの問題が解けるのかも見えてきます。
一方で、子ども自身は何もわかりません。
まだ経験していないのですから、わからないのも仕方のないことです。
とはいえ、自分の学力を棚に上げ、自分の理想だけを語るのです。
それがどれだけの高みなのかも知らずに・・・
これは、保護者の方にも言えることです。
ご本人が大学に行かれているならまだわかるとは思いますが、そうでないならどうしたらいいのか分からないでしょう。
一番の上の子に関してはなおさらです。
初めてづくめの子育ての中で、どうやったらいいのかうまくいくのかなんて分からないと思います。
であれば、プロに頼るといいとは思います。
ただ、そうであっても、自分で調べることが大事だとは思います。
下準備をしておかないと、話を聞いてもピンときませんからね。
とある保護者は大学受験専門雑誌である『蛍雪時代』を買って読み込んでいました。
付箋を貼って、大事なところを何度も見返していたんじゃないでしょうか。
こうやって情報を得ることで、塾からの説明も学校からの説明も理解できるようになるんです。
私が言いたいのは、情報は得ようと思えば得られるってことです。
何もしなければ我が子の受験については何も手伝うことはできないでしょう。
親は率先して情報を吸収すべきであって、知らないからというのは言い訳にはならないのです。
逆に大学の情報を知っている保護者の方は強いです。
そもそもが自分が経験した知識を使って、子育てができるわけですから、優位に子育てを運ぶことができるんですよね。
まぁ、たまに過剰な教育熱のために、過度な子育てをされる方もいますけどね。
ただ、それでも大学に入るためにはどうしたらいいのかが分かっているのですから、かなり優位なんですよ。
大学に入れるためにはどうしたらいいのか、自分の子が大学に行くために必要な知識は身につけているのか、その見極めができなければ子どもを大学に導くことはできないでしょう。
残念ながら、塾に入れば大学に行けるなんてことはありませんよ。
そもそもが自学が必要なんですから、それができない子が大学に行けるわけもないのです。
情報がないのであれば、きちんと情報を得ましょう。
それがきちんとできて初めて、我が子を大学へ導けるのだと思いますよ。
それでは、今日はこの辺で。