中学の理科社会がわからない子は高校の理科社会も無理。

当たり前のことですが、中学時代に理科・社会が苦手な子は高校でも理科・社会は苦手なままでしょう。

そもそも、中学の内容は理科・社会の基礎であり、その基礎が苦手ということは専門的なことを習う高校内容は理解できないのです。

 

理科で言えば、中学の分野を4つに分けて考えることができます。

中1内容では、植物と動物の生活と種類、身のまわりの物質、身近な物理現象、大地と成り立ちと4つの分野を習うことになりますが、これは先頭から生物、化学、物理、地学と高校では分類されることになります。

 

つまり、1年生内容だけでも高校で習う分野を均等に習っていることになるのです。

これを三年間繰り返し、高校に上がる頃にはすべての基礎が終わっていることになります。

 

高校では最終的に選択することになるので、自分の適性を見て選んでくれればいいのです。

例えば、化学分野がどうしても苦手という子は、最終的に化学以外から選択すればいいことになります。

 

ただ、理系の大学に進むとなると、理科科目は2科目選択しなくてはいけないので、どれを選択してもいいように中学内容は極めておいた方がいいでしょうね。

まぁ、理系に進もうという子が理科が苦手ということもないでしょうから、そこまで心配はしなくてもいいのでしょうけどね。

 

一方で、社会に関しても基礎は中学にあります。

中学では中1・2で歴史と地理を、中3で歴史の残りと公民を習います。

これも高校内容の基礎にあたる部分にはなりますので、得意であった方がいいでしょう。

 

特に高校で日本史を選択する子は中学で習う歴史の流れが分からないと太刀打ちできません。

世界史であれば、まだ新鮮な気持ちで授業を受けることができるでしょうけどね。

とはいえ、中学で習った知識がないと、世界史だって苦戦することになりますよ。

 

要は、国語・数学・英語だけでなく、理科・社会も中学と高校はつながっているんですよ。

高校の勉強についていけるかどうかは、中学の勉強量によるということです。

中学で勉強の手を抜いていた子は、高校に行っても勉強についていけないで困ることになると思います。

 

最終目標が大学受験だというのなら、中学の勉強から真剣にやるべきです。

それこそ、すべての問題が解けるように日々勉強を頑張るべきなんです。

人の学力は一朝一夕で伸びるものではないですからね。

 

中3生にとって、まずは高校に受かることが最優先となると思います。

その最優先事項を完璧に成し遂げるためにも、目の前の勉強を手を抜かずにやりましょう。

自分を高めれば高めるほど、高校の勉強を理解するのが楽になるのですから。

 

 

それでは、今日はこの辺で。