丸付けで自信をなくす子どもとは・・・

問題を解いたら丸付けをする!!

これは勉強をする上での絶対のルールです。

 

丸付けをしないと、その問題が解けたのかがわかりません。

間違えたらやり直しをしないと、その問題が解けるようになったとはいえませんよね。

 

しかし、勉強のできない子の多くが、丸付けをしないんです。

丸付けをしない子というのは、ただ問題を解いてるだけなんですね。

それができているかどうかを気にしないんですから、やれと言われた勉強をただやっているだけなんです。

 

勉強しているだけマシかもしれませんが、それでもせっかく勉強しているのだから、成果を追求してもらいたいですよね。

丸付けをしてそこで間違えたのなら、再度解き直しをすればいいんです。

 

勉強ができる子というのは、できるようになるまで何度も解くものなんです。

人なんて一日経てば7割は忘れてしまうんですから、何度も解かないと覚えてられないんですよ。

 

覚えられないということは、テストの点だって上がらないってことになりますよね。

たとえ毎日勉強しようが、間違ったやり方で勉強を続けても成果は出ないんですよ。

 

ただ、丸付けをきちんとやっていても、成果が出ない可能性もあるんです。

それは、せっかくあっているのにバツをつけてしまったり、間違っているのにマルをつけてしまう子です。

 

正解しているのに、バツをつけてしまうというのは、計算問題でよく起こります。

例えば、計算をして「1/4(四分の一)」っていう答えを出したとします。

しかし、解答は「0.25」と表記されています。

 

計算が苦手な子は、それを見ると、間違ったと勘違いしてしまうんですよね。

逆に計算が得意なら、その答えが同値であることに気づき、マルをつけることができるんです。

 

ここで問われるのは、小学校で習った計算能力なんですよ。

小学校時に、きちんと計算問題と向き合った子は、違う答えを書いたも間違っていないことにきづけるんです。

勉強は継続が大事であることがよくわかりますよね。

 

一方で、間違っているのにマルをつけてしまう場合です。

これは漢字の表記ミスでよくわかります。

 

漢字にはへんやつくりがありますよね。

そのへんやつくりが間違っているのに気づかずにマルをつけてしまうんです。

 

私が宿題のチェックをしているとすぐに気づくんですが、漢字に無頓着な子というのはどうしても漢字が正解かどうかに鈍感なんですよね。

もちろん、そのまま漢字を覚えてしまいますので、テストでは不正解となってしまうわけです。

 

このようにたとえ丸付けをきちんとしていても、残念な子は残念なままなんですよ。

とはいえ、丸付けをしているわけですから、勉強のやり方が間違っているわけではないんですよね。

 

そういうミスに気づき、丸付けの精度を上げることなくして、成績は上がってこないんだと思います。

要は、丸付けもテクニックが必要ってことですよ。

 

丁寧に丸付けをすることで、正解を出すことは容易になっていくと思いますから、きちんとした丸付けをしているかを確認してみて下さいね。

意外と丸付けができていない子は多いですから。

 

 

それでは、今日はこの辺で。