根拠のない自信はそれなりには必要なのかもしれない。

生徒が学習している姿を見ていると、すぐに匙を投げてしまう人がいます。

「あ、わかんないや。解くのやめよう。」

そう考えて思考停止になる子が多いのです。

 

もちろん、勉強の内容の理解が弱かった場合は、問題を解くことはできないでしょう。

しかし、その内容は授業で習っているところであり、その授業では理解しているはずなんです。

 

まぁ、授業中は私のサポートがありますからね。

本当の意味で自力で問題を解くのは、宿題で復習するときでしょう。

 

そして、そのときに、前の授業内容を忘れたのか、それとも理解が不十分だったのか、そういった原因で問題が解かなくなっているのです。

すると、「あ、わかんないから諦めよう」となってしまうんですよね。

 

しかし、その時点で塾で解いたノートを見返したりすれば、前に解いたやり方は思い出すと思うんです。

それかテキストに書いてある説明を読んだりすればいいんですよ。

 

残念ながら、こういう諦め癖がある子は、そういう行動ができないんです。

成績が良い子が普通にできることでも、上記のような子はそういう行動ができないんです。

 

そもそも考えて理解できたという経験がないんですよね。

ちょっと考えて、すぐに理解できないと心が折れてしまうんです。

まぁ、根性がないと言ってしまえばそれだけなんですけどね。

 

そもそもが自信のないからなんですよね。

今までサボりにサボってきた子ですから、自信がないのは分かるんですが、そういう子たちの中にも根拠のない自信を持つ子もいるんです。

 

そういう子は、自分ができないとは言わないんですよね。

もちろん、能力的に低いですから、そんなに簡単に理解はできないんですけど、それでも諦めることだけはしないんです。

 

一見すると諦めが悪い子みたいに映るのですが、根性がある子というのは時間をかけてでも理解しようとあがくんですよ。

それは、自分の第一志望に合格するために必要だからなんですが、しっかりと目標がある子って諦めが悪いんですよね。

 

あまり根拠のない自信が強いのは問題ですが、自信がなくすぐに諦めてしまうよりはマシですよね。

現中3生は問題児ばかりで、すぐに理解することを諦めてしまう子もいるんです。

 

私はそれを許しません。

とにかく考えることを促し、時間をかけて理解をしてもらうのです。

 

なぜなら、受験は自分の力で受けるものですからね。

最終的に頼りにするのは、自分の力だけですからね。

なんとか一人立ちをしてもらって、高校受験で成功してほしいですね。

 

 

それでは、今日はこの辺で。