うちの塾は、毎週水曜日に「なべ塾の便り」と称して、お知らせを配っています。
私が生徒に向けての一言が書いてあり、それ以外には塾のお知らせが書いてあります。
期日についても書かれているので、そのお知らせを見ないと、締め切りなどが分からないようになっています。
なぜ、このお知らせを作っているかというと、生徒に話しをする機会ってあまりないからなんですよね。
授業中は基本的に授業の話で終わってしまいますからね。
他の話をすることもありますが、基本的には授業内容の説明で終わってしまいます。
一週間で生徒に想っていることを紙に書き出し、生徒に読んでもらっているのです。
他の理由としては、私の伝え漏れを防ぐためですね。
口頭で生徒に伝えていると、どうしても伝え忘れが出てしまうんですよね。
塾としては期日を守ってもらいたいわけですから、伝え漏れをするのは論外なんですよね。
だからこそ、毎週手間ではあるものの、お知らせを作って生徒に配っているのです。
しかし、読まない子が出てくるんです。
そして、読まないがために、期日を守らない生徒が出てくるんです。
塾としてはお知らせを配っている以上、落ち度はないですからね。
この場合は完璧に生徒が悪いとなってしまいます。
単に読まないのが悪いというわけです。
そもそもこういうお知らせを読まない子って、学校の便りも読んでないですよね。
そして、親にも大事なお知らせを見せないことが多いと思います。
保護者の方の中には、他の保護者の方から聞いて、初めて締め切りがわかったということはありませんか?
それも期限ギリギリになってようやくそのお知らせの存在を知ったということが。
まぁ、こういう子ってそのお知らせの大事さが分かっていないんですよね。
これは、親がその価値を教えなかったことに起因しています。
小学校低学年の頃から、口酸っぱく、こういうお知らせは必ず親に見せること!!と言いつけておけば、その子はお知らせを軽んじることはないでしょう。
しかし、長男長女ならまだしも、次男次女は親からあまり言われなくなっているせいで、その大事さがわからないんですよね。
親も二番目の子どもからは子育ての手を抜き始めますので、長男長女ができたことが、下の子ができないなんてことがよくあるんです。
二人以上子どもがいる場合は、同じくらい面倒を見ることは難しいですから、仕方のないことではあると思いますがね。
とはいえ、こういう大事なものを大事と思えないのは、いつか必ず取り返しのつかないことを起こす可能性があるのです。
うちの塾は、このお知らせを読まないことを注意するようにしています。
お知らせを読まないということは、塾の取り組みを軽んじていることになりますからね。
軽んじている塾に通って、どうやって成績を上げるのでしょうか。
塾との信頼関係は、何も授業だけのことではないんだと思いますよ。
塾だって信頼してくれない生徒の成績を上げようなんて思いませんからね。
こういった勉強以前の話が意外と大事なんですよ。
保護者の方も我が子がしっかりとお知らせ管理ができているか確認してみてくださいね。
大事なものを大事と感じられないのは、かなりマズいと思いますからね。
それでは、今日はこの辺で。