高校で勉強するのは、将来への投資である。

先日、うちの卒業生が遊びに来ました。

大学はまだ夏休みですから、実家に帰ってきているついでに顔を出してくれたんですね。

 

いろいろ積もる話もあり、1時間くらい話をしました。

総じて楽しそうな話ばかりで良かったです。

 

この子が大学に合格したのも、そんなに簡単な道のりではなかったんですよね。

小学生からうちの塾にいたわけですから、学校以外で勉強したのはうちだけでした。

その分、こちらの責任も大きく、無事に大学に合格したときはホッと胸をなで下ろしました。

 

「勉強しろ」と言っても、やったりやらなかったり、それでも塾で勉強をしろと言われ続けたことが功を奏したのだと思います。

とはいえ、第一志望の大学に合格したわけではないので、手放しでは喜べないんですけどね。

 

で、いろいろと話をしている中で、高校生活の話になり、いろいろと質問してみました。

 

「第一志望の大学じゃないけど、後悔はないの?」

「いや、よく考えてみたら、そこまで第一志望の大学に行きたいっていう熱意はなかったですね」

 

「じゃあ、後悔はないってこと?」

「はい、今の大学で楽しんでます」

 

「高校時代にもっとやっておけば良かったことって何?」

「もっとちゃんとした部活に入って、高校生活を楽しみたかったですね」

 

「あ~そういう気持ちもわかるけど、ガチの部活入ってたら今の大学はいけないよ」

「えっ、そうなんですか?」

 

「そりゃそうだよ。だって、部活入ってたら確実に勉強時間減るし、ただでさえ少なかった勉強時間がさらに少なくなったら、今の大学に行けるわけないでしょ?」

 

こんな感じで話をしていましたかね。

確かに、勉強を多めにしていると、青春をエンジョイする時間はないでしょう。

しかし、青春をエンジョイすれば、希望する大学には進学できないことが多いのです。

 

もちろん、部活をしながらでも勉強できる子もいるでしょう。

ただ、この地域は高校までの距離が遠すぎます。

 

部活から帰ってくると家に着くのは夜遅くですからね。

疲れて帰ってきたらもう勉強する気力はないでしょう。

 

それでも、勉強できる子は意思が強いですから、逆に受験でうまくいくんですけどね。

しかし、そんなのは一握りの子だけですからね。

 

そんな根性がある子なんて、ほとんどいないんですよ。

残念ながら上記の子は、そんな根性はありません笑

 

高校生活を楽しむことを犠牲にしてでも勉強はした方が良いんです。

なぜなら、自分の行きたい大学に行くことが一番その子のためになるからです。

 

大学は最終学歴ですからね。

ずっとその大学名を背負って生きていくことになるんですから、できるだけ有名な大学に進学した方がいいんですよ。

 

そして、大学生活の方が絶対に楽しめます。

勉強をしなきゃいけないのは変わりませんが、それでもガツガツやる必要はないですからね。

もし、資格をとりたいなら頑張って勉強した方がいいでしょうが、卒業するためならそこまで頑張らなくても大丈夫ですからね。

 

実際に上記の子は大学生活が楽しいと言っています。

高校生活は犠牲にはなってしまいましたが、今が楽しいのなら万々歳じゃないでしょうか。

 

高校時代に勉強するのは、将来への投資です。

そこで頑張ることが将来の道を切り拓くこととなるのです。

 

だからこそ、遊んでばかりいてはダメですよ。

きちんとやることやって、自分の行きたい大学に進学できるように頑張って下さいね。

 

 

それでは、今日はこの辺で。