逃げる子の首を捕まえて、徹底的にやらせてみる。

勉強のできない子の多くが、いわゆる逃げ癖というものを持っています。

勉強は本来は楽しいものですが、できない子にとってはただ辛いだけのものですからね。

 

勉強のできない子たちは、なんとか勉強という辛い試練から逃げだそうとするのです。

逃げて逃げて逃げ続けて、どんどん頭が悪くなっていくわけですね。

 

これは、逃がしてしまっている親の責任ともいえるでしょう。

子どもが勉強もせずに遊んでばかりいるのは、親の管理が甘いからです。

 

やることやらないなら、スマホだってゲームだって取り上げる!!

そのくらいの強い気持ちをもって接しないと、子どもが勉強するようにはならないでしょう。

 

残念ながらそこまでの気概を持って子どもと接している親が少ないような気がします。

子どもを怒ったら、嫌われてしまうかもしれない・・・

今やそんな訳の分からない理由で子どもを叱れない親すらもいる時代ですからね。

 

別に子どもに優しくしたいなら優しくすれば良いとは思います。

その代わり、優しくすればするほど子どもは何もしなくなります。

子どもにある程度行動してもらいたいなら、親は厳しくならないとダメなんだと思いますよ。

 

では、塾はどうしているのか。

塾だって勉強をやってもらいたいわけです。

 

生徒が勉強しなければ成績は上がりませんからね。

であれば、塾だって色々なやり方で生徒に勉強をさせないといけないんです。

 

一番、生徒に勉強をやらせるのに効果的なのは、子どものやる気を刺激する言葉を投げかけてあげることです。

塾に通う子は素直な子が多いですから、塾講師の真剣な言葉が響きやすいんですよ。

 

とはいえ、これも塾講師の腕の見せ所ですので、全員が全員、子どものやる気を刺激することができるかというとそうではないんです。

なかなか良い話ができない、生徒の心に響く言葉が話せないなんていう塾講師はたくさんいますからね。

 

話で生徒のやる気を上げられないとなると、後は生徒自身の成長を促すしかありません。

人は成長を感じると、もっと成長したいと考えるものですからね。

生徒自身の成績を上げてあげることが、そのまま生徒のやる気を刺激するんですよ。

 

しかし、それでも生徒のやる気が上がらないのであれば、どうしたらいいのか。

それは生徒の首根っこを捕まえて強制的にやらせるしかありません。

 

もちろん、生徒を虐待しようっていうんじゃないですよ。

常識的な範囲で、生徒に勉強を強制するんです。

まぁ、この策は下の下なんですけどね。

 

しかし、生徒の自主性を待っていてもどうにもならないのであれば、ある程度の荒療治は必要なんですよ。

荒療治で生徒の考え方を修正してあげれば、きちんと成長できるようになりますからね。

 

今年の中3生は、なかなかに厳しい子が多いです。

そもそもが勉強をしてこなかった子ですからね。

生徒の自主性を促してきましたが、一向に動き出す気配がないので、こちらがガツガツ攻めるしかないでしょう。

 

徹底的にやらせると決めれば、うちの塾は徹底的にやります。

生徒が根を上げて塾を辞めるのが先か、生徒の成績を上げてやる気を上げるのが先か、ある意味、塾と生徒との勝負ですね。

 

結果を出す以上、仕方がないですが、それで気づけることもあると思います。

であれば、今年はそれでやっていこうと思いますね。

 

 

それでは、今日はこの辺で。