勉強の才能がなくたって、勉強はできるようになるもの。

勉強の才能は確かに存在します。

勉強の才能にあふれているものは、人よりも飲み込みが速く、人よりも問題を解けるようになります。

 

私も生徒を教えていて、この子は勉強の才能があるなと感じたことが何度もあります。

そういう子は、10を教えると、ちゃんと10を理解するんです。

さらに才能がある子だと、10以上の理解を示す子も出てきます。

 

私も教え甲斐がありますし、スラスラ問題を解いてくれるので授業がスムースに進んでいきます。

どんどん先取りの勉強もできますから、周りの子よりも多くのことを吸収していくのです。

 

一方で勉強の才能が乏しい子は、なかなかに勉強がはかどりません。

そもそもが勉強への理解ができず、問題を解かせても本質が理解できていないことが多いので、解けないこともあります。

ヒントがあって初めて解けるようになるので、人よりも進みが遅くなってしまうのです。

 

私が10指導しても、理解できるのはせいぜい5から6です。

半分ほどしか理解していないと、宿題ができませんので、次の授業も同じことを指導するので、授業の進度が明らかに遅くなります。

 

そうなると、授業のペースがおそくなるわけですから、学校の進度よりも遅くなっていきます。

せっかく予習ベースで指導しようとしても、学校で習ってから塾で習うという復習ベースで授業を受けることになってしまうのです。

 

このように勉強の才能がない子というのは、どう考えても不利でしかありません。

しかし、こういう子が勉強ができるようにならないのかといえば、そんなこともないのです。

 

勉強の才能がないのであれば、人以上に努力すればいいのです。

人よりも理解に時間がかかるのなら、人以上に時間をかけて勉強すればいいのです。

それをしないから、凡人は勉強ができるようにならないのです。

 

もちろん、そのためには根気が必要です。

すぐに飽きてしまうような性格だとしたら、勉強量を増やすことはできないでしょう。

しかし、めげずに頑張る性格なら、勉強ができるようになる可能性はあるのです。

 

ちなみに、私は勉強の才能がない子でした。

周りには私よりも勉強の才能を持った子が必ずいました。

そして、その子たちは私よりも努力をせずに高得点をとっていくのです。

 

私はなんとかその子たちに勝つために努力をしました。

しかし、一度も勝つことはできませんでしたね。

 

ただ、これで勉強ができなかったというとそうでもありません。

才能こそ負けていたものの、努力を重ねた結果、そこそこ勉強はできるようになったのです。

 

だからこそ、塾講師という職業で働いているわけですからね。

勉強ができなければ、この職業に就こうとも思わなかったでしょう。

とはいえ、私なんて一流の講師に比べたら、ミジンコくらいの実力しかないですけどね。

 

それでも、何とかわかりやすい授業を心がけた結果、それなりの生徒数をかかえた塾を経営できているわけですが・・・

 

結論をいうと、勉強の才能がなくても勉強はできるようにはなるのです。

もちろん、それなりの努力は必要ですよ。

努力をせずに勉強が得意になるわけもないんですから。

 

勉強の才能がないと分かっても、ふてくされずに頑張りましょう。

私たちのほとんどが凡人なんですから、天才に対抗したってどうにもならないんですよ。

 

地道に努力していきましょうね。

必ず、その努力のおかげできちんと成長できますからね。

 

 

それでは、今日はこの辺で。