夏期講習において大量の授業は必要ないですよ。

うちもそうですが、7月の末から他塾でも夏期講習が始まると思います。

特に受験生にとっては、この夏が学力を上げるチャンスになりますから、塾の夏期講習には参加した方がいいでしょうね。

 

しかし、いくら受験で必要だからと言って大量の授業をとる必要はありません。

大手の個別指導塾になると、この夏期講習で多くの授業をとることを推奨されます。

金額にすると、10万を越えてきたりします。

 

大手の個別指導塾の先生は、塾の講師だけでなく営業マンだったりもするので、いかにもその授業数が必要だということを説得してきます。

そのセールストークに乗っかってしまうと、膨大な授業数を入れられてしまうのです。

 

私はこのブログで何度も書いていますが、授業だけでは成績を上げることができません。

授業よりも自学の時間を多くした方が成績は上がるのです。

 

もちろん、授業でわからないことを教えてもらうのは効果的です。

しかし、授業を受け続けてどんどん理解できたところで、問題演習をして復習しなければ意味はないのです。

 

せっかく理解したことも、授業後の勉強が不足していれば、頭に定着せずに消えてしまいます。

毎日90分3コマ以上の授業を受けると、それだけで疲れてしまいます。

授業後に自学する気力がなくなるほど、授業をとってはいけないのです。

 

要はバランスが大事なわけです。

授業だけ大量にとっても意味はないんですよ。

 

ただ、塾側からすると授業を増やさないと講習費を上げることはできませんからね。

執拗に授業数を増やすことを勧めてくるのは異常だと感じてくださいね。

もし、そこの個別指導塾を信用していて、先生の言う通りに動きたいと思っても、自学の時間がしっかりととれているかは確認して下さい。

 

私が考えるベストな授業数は一日2コマまでです。

それも毎日ではなくて一日おきが理想でしょう。

授業日の次の日は、授業で習った内容を復習した方がいいと思います。

 

もしくは、毎日1コマ授業を受けて、その後に残って自習をさせてもらってください。

家に帰ればゆっくりとしてしまいますから、授業後にしっかりと問題演習できるように、塾の自習スペースで勉強させてください。

 

このようにバランスのとれたペースで勉強ができれば、きっと成績は上がってくるはずです。

とはいえ、夏休み中に成績は上がらないんですけどね。

 

成績が本格的に上がってくるかは、3ヶ月以上真剣に勉強したかどうかに関わってきます。

いくら夏期講習で勉強しても、その期間内に成績が上がるのは、以前から努力してきた子に限られるのです。

 

大事なことは塾の言いなりになって、授業のコマ数を増やさないことです。

自分の子どもがどれだけ努力できるのか、それをしっかりと見極めた上で、最良の夏期講習を選択してくださいね。

 

なお、申し訳ありませんがうちの塾の夏期講習は新規生を募集していません。

夏期講習をご希望の方は他塾に体験授業を受けた上で最良の塾をお探し下さい。

 

 

それでは、今日はこの辺で。