成績が上がったのは自分のおかげだと思ってほしい。

私が以前の塾にいた頃は、定期テスト対策授業をするのが当たり前で、定期テスト対策プリントを作って生徒にやらせていました。

いかに効果的なプリントを作成するかを講師同士で競ったりしていましたね。

 

そして、生徒が高得点をとってきたら、いかにも塾のおかげであるようにふるまっていましたね。

広告に定期テスト対策授業のおかげで○○点上がりました!!と書いたりして、その実績を営業に使ったりしていました。

 

まぁ、ほとんどの塾がそういう動きをしていますよね。

うちの塾に入ったら定期テストで点数UPしますよ!とか、点数最低保障とか作って費用の返還とかやっていますよね。

 

でも、これって生徒のためではなく、塾のためなんですよね。

今いる生徒は次の生徒を獲得するためのエサになるわけです。

 

もちろん、生徒の成績を上げているので、その生徒にとってもプラスですけどね。

ただ、生徒は塾に依存を深めていくことになり、生徒自身も塾に感謝するようになるわけです。

 

この塾を開くまでの私はそれが正義だと思っていました。

しかし、できあがったのは、自分では何もできない生徒だったのです。

 

塾の指示がないと何も動かない指示待ち人間・・・それが生徒のなれの果てだったのです。

指示がなければ勉強もしない、こういう子は高校に行って撃沈していきます。

何せ高校の勉強ほど自学が必要な場所もありませんから。

 

成績をあげるにしろ、塾はただ手助けをしてあげるだけでいいのです。

むしろ、そうしていかないと生徒の自主性は育ちません。

 

塾はあくまでも管理だけしてあげる・・・

そして、勉強するのは生徒自身です。

主役はあくまでも生徒自身なのです。

 

このブログで何度も書いていますが、私は生徒の自学力を伸ばしたいと考えています。

極力塾の力が干渉しないように、生徒本人の力で成績を伸ばしてもらうのです。

 

昨日のブログで中1生たちが成果をあげてきました。

数学と英語は塾が授業していますが、理科・社会・国語は自力で勉強してもらっています。

つまり、塾はノータッチなわけですね。

 

生徒に手をかければかけるほど、ダメな生徒しかできあがりません。

理想は自分の力だけでのしあがっていくことなのです。

 

今後もうちの塾の理念通り、生徒に干渉することはしないでしょう。

それでも生徒が成績を上げられる塾にしていきたいのです。

そして、生徒自身が胸を張って、自分で頑張ったからと言えるように促していきたいですね。

 

 

それでは、今日はこの辺で。