塾の近辺の高校の偏差値はとても低いです。
今までの地域一番の公立高校である佐原高校ですら、偏差値が56程度まで落ち込んでいます。
これは、少子化の影響が大きいのは間違いないのですが、それ以外にも子どもたちの学力低下が考えられます。
極端に勉強しなくなった子が多くなってしまい、夢も持たない子が増え続けている影響なのです。
残念ながら、この地域の子が有名大学に進学することは困難になりつつあります。
勉強のやる気のない子が多くなってしまい、学校の雰囲気もどんどん悪化しています。
今までなら進学校の雰囲気は勉強について前向きではありました。
しかし、それももうすでにおかしくなっているのです。
普段から勉強せず、スマホで遊び続ける高校生が増加することで、この地域の学力は地に落ちてしまいました。
もともとそこまで高くはありませんでしたからね。
人口の多い都心部であれば、偏差値が65程度の高校が存在しています。
そういう高校に通うだけの実力があるなら、有名な大学に進学することも可能でしょう。
ちなみに、私が言っている有名大学というのは、箱根駅伝で聞くような大学から東大のような誰もが知っているような大学を指します。
ネームバリューの高い大学に進学したくても、この地域の学力では太刀打ちできないのです。
もし、有名大学に通いたいというのであれば、それこそ地域でトップを目指すしかありません。
これだけ学力レベルの下がった地域にいるにも関わらず、それでもトップ立てないというのは、全国レベルには敵わないということになります。
毎日勉強するのは当たり前、しかも模試で好成績をとる必要があります。
学校内でトップクラスになったといっても、それはあくまでも地域の高校のトップでしかありません。
全国の猛者と戦えるのは模試しかありませんからね。
ちなみに、模試だからといって何でもいいわけではありません。
河合塾模試や駿台模試レベルで好成績をとらないと意味はないのです。
しかし、この地域の高校が採用しているのは、進研模試です。
この進研模試、トップクラスの高校では採用すらしていません。
偏差値が65を超える高校では、進研模試は実施しないのです。
つまり、裏を返せばそれだけこの地域の高校のレベルが下がっているということなのです。
この現実について知っているのはほんのわずかです。
教育に携わっていたとしても、知らない人は知らない情報なのです。
別にどこでもいいから大学に進学できればいいのであれば問題はありません。
しかし、そんな三流大学に進学しても、就職なんて簡単にはできませんよ。
学歴社会はいつまでも社会に根ざしていますし、大学の名前はその人の能力を示す一種のラベルみたいなものですから。
もちろん、18歳の頃における能力でしかありませんけどね。
ただ、有名大学に進学したということは、努力を続けてきたのだと認めてもらえるのです。
大学に進学した人は、その人がどれだけの努力をしてきたのかを大学名で判断できますからね。
この底辺の地域でのし上がっていくためには、人以上の努力をするしかありません。
我が子の立身出世を願うなら、高校に入っただけで満足なんてしないでくださいね。
この地域のレベルの高校では、入学できたからといって、何も偉くはないのですから。
それでは、今日はこの辺で。