逃げ癖をつかせないためには。

子どもは基本的に弱い生き物です。

意思が弱く、自分から言い出したことでも成し遂げることができません。

ちょっと大変になってくると弱音を吐き始め、徐々にやらなくなっていきます。

 

そして、その姿を見た親が少しでも逃げることを許してしまうと、子どもは簡単に逃げるようになります。

できれば親は子どもの逃げを許すことなく、子どもの頑張りを応援しつづけてほしいのです。

 

もちろん、嫌なことを続けることはありません。

しかし、子どもが一度決めたことをすぐに放り投げてしまうのは、子どもにとって悪影響でしかないのです。

 

普段から逃げ癖がついてしまうと、いよいよ本番となったときも逃げることを選択します。

勉強で言えば、志望校に関してそうなることが予想できます。

 

自分の実力よりも高みを目指すことになるのを諦めてしまうのです。

本来、志望校を諦めるかどうかは、ギリギリまで考えることができます。

高校受験であれば、1月いっぱいまで考えることができるのです。

 

ギリギリまで志望校を目指し、どんなに頑張ってもその高みへ上がることができなければ、諦めざるをえないでしょう。

しかし、早々に志望校を諦めてしまうのは、非常にもったいないことなのです。

 

そもそも早期に志望校を下げてしまうと、勉強しても成績が上がらなくなります。

人は目標が高くないと、成長はしないものなのです。

 

あまりにも高い目標でなければ、人はそこを目指して頑張りますからね。

もし、その目標に届かなかったとしても十分に成長することができるのです。

 

子どもが逃げ出すことを防ぐためには、親がある程度コントロールするしかありません。

そのためには、子ども自身が決めたことは必ず守らせることが大事になってくるのです。

 

諦めようとしてもすぐには許可してはいけません。

もう少し頑張ってみようよと背中を押してあげることが大事なのです。

 

もしあまりにも聞き分けがないなら、強引にでもやらせることも必要かもしれませんけどね。

それでも、何かを成し遂げる経験の方がよっぽど大事なんですよ。

 

これから夏を迎え、受験生にとっては山場をむかえます。

目標は高く設定し、それに向かって行動していかなければ、子どもの成長はないでしょう。

成長がなければ志望校の合格は難しいかもしれません。

 

諦めるのはあがいた後だと思います。

最低でも才能がないなんてくだらない理由で諦めさせないでください。

やることやってからでないと、才能がないかどうかはわかりませんからね。

 

 

それでは、今日はこの辺で。