中学生のテストが終わり、その答案が返却されてくる頃だと思います。
保護者の方には、その結果を見てその点数だけに注目するのではなく、テスト勉強を頑張れたかを確認してほしいんです。
例えば、低い点数をとってきた教科に関して、その勉強は十分に行ったかを確認してみましょう。
勉強時間が不足していたり、勉強内容が網羅できなていなかったりしたら、その反省を活かして次のテストに備えればいいわけです。
しかし、もしわかんないと言ってきたら、その子はその点数に関心がないことになります。
そもそも高得点をとろうと勉強していなければ、反省を促したところで反省できるわけもありません。
そういう場合は、まずは意識付けからなんとかしないといけません。
点数に無頓着な子というのは、成績がどんどん下がり続けます。
親がいくら怒ろうが、子ども自身が何とも思わないんですから、成長するはずもないんです。
ある程度、熱意を持ってテスト勉強をしていれば、その結果に憤慨するはずです。
何でもっときちんと勉強してこなかったのかと・・・
この気持ちが何よりも貴重なんですよね。
こういう反省の気持ちがなければ、人は成長していかないんです。
別に一度のテストの結果が悪くても問題はありません。
最終的に入試で点数がとれればいいわけであり、一位を目指しているのでもなければ、問題はないんです。
逆に悪い点数をとることは、その子を強くさせます。
失敗をしなければ反省することもないですからね。
適度な失敗はあえてしたほうがいいんですよ。
うちの子の中にも今回のテストで失敗した子がいました。
その子はいかにもばつが悪そうな顔で、点数を報告してくれましたが、私はその点数については何も言いませんでした。
しかし、勉強で不足していたことがあったのではないかという指摘はしました。
基本的にはどういうテスト勉強をするのかは、生徒に任せているのですが、その子の勉強方法って未熟なんですよね。
どうしても好きな勉強しかしないところがあって、そういう甘さが点数に表れてしまったんですよ。
きちんと反省をすれば、次からは改良した勉強方法を試すことができます。
もちろん、それが適切な勉強方法になるかどうかはわかりませんけどね。
この子の今後の動向を期待したいですね。
それでは、今日はこの辺で。