生徒の「勉強が楽しくなってきた!」は最高に嬉しい言葉です。

塾で働いている者としてはみんな共通のことだとは思いますが、生徒に「勉強が楽しくなってきた」と言ってもらうのは大変栄誉なことです。

最近、立て続けにその言葉を聞いているので、私自身ちょっと喜んでしまっていますね。

 

 

基本的に塾に入るというのは、勉強ができないからというのが多いです。

勉強ができないのだから、勉強を楽しいと思っているわけがないんですよね。

 

塾で授業を受けたってすんなりは理解できませんし、問題解いたって正解を出すのが一苦労なんです。

ただ、こういうキツい時期を乗り越えると、徐々に勉強ができるようになってくるんですよね。

 

塾で指導していても手応えが変わってきますし、その子の勉強のやる気も少しずつ出始めます。

決め手になるのは、学校の授業がわかるようになることなんですよね。

しかも、他の子が苦戦しているのに、自分は理解しているってのが優越感に浸れて最高なんですよ。

 

学校の先生も最近勉強を頑張っていますねと褒めてくれますしね。

学校の友達も勉強ができることをうらやんできますし、小テストなどの点数が上がって親も褒めてくれますしね。

いいことのスパイラルができてくると、子どもの心理的には「楽しい」という感覚が生まれてくるんですよ。

 

勉強が楽しいと思えるのは、勉強がわかるということですからね。

特に、うちはかなりの勉強をやらせますから、勉強体力が身についてくると、勉強を長時間やりきることができるようになるんですよ。

 

長時間勉強ができるようになると、勉強に対する抵抗間がなくなっていくんです。

子どもが勉強を開始するのは、大変なエネルギーが必要ですしね。

われわれ大人だって嫌なことを始めるのって、大変じゃないですか。

 

嫌いなものが徐々に楽しいものに変わってくるっていうのは、劇的なことなんですよ。

なかなかそこまで持って行くのは時間がかかりますし、こちらの労力も半端ないんですけどね。

 

しかし、われわれのやりがいがそこにあるのも事実なんです。

教え子が勉強を楽しんでもらえたら、最高なんですよね。

 

まぁ、本来は勉強って楽しいものなんですがね。

生徒全員にその価値観を伝えるのは難しいですが、1人でも多くの子がそうなるように頑張っていきたいですね。

 

 

それでは、今日はこの辺で。