やる気のない子に指導するのはしんどい。

うちの入塾規約には生徒自身が勉強へのやる気があるかどうかを条件としています。

そのやる気というのは親ではなく、子ども自身が持っていないといけません。

 

親がどれだけ子どもに勉強してほしいと思っていても、それが子どもに伝わっていないなら、うちの塾には入ってほしくはありません。

なぜなら、勉強のやる気がない子が、うちのカリキュラムについてくるのはキツいからです。

 

勉強を効率よくスマートに指導していく・・・こんな理想的な指導を私は目指していません。

うちの塾は何度もノートに問題を解き、暗記するために何度も練習し、何度も頭を悩ませて勉強してもらう場所です。

つまり、自分の力で成果を出してもらいたいと考えている塾なんです。

 

だからこそ、塾技みたいな裏技はあまり教えません。

テスト対策プリントなるものを配布したりもしませんし、テスト対策授業を別途実施することもありません。

 

愚直に努力することで生徒自身に強くなってもらうことを願っているのです。

自分の力で成果をあげた人間はその経験が今後の人生の糧になります。

そういう経験を重ねるからこそ、人は創意工夫ができるようになるのです。

 

では、やる気のない子が入塾するとどうなるのか?

まず、うちのやり方についてくることができません。

 

例えば、英単語テストです。

毎週2回の英単語テストが合格できません。

 

やる気のない子はコツコツ準備することができませんからね。

そもそもそれで成績を下げているわけですしね。

やる気のある子はなんとかしてクリアしようと頑張りますが、やる気のない子はそんな根性は持ち合わせていないわけです。

 

他には、学校ワークの確認です。

うちはテスト前に学校ワークをやっているかの確認をします。

 

本来は学校ワークは普段の勉強でやっておくべきですから、別に苦労してやることではありません。

しかし、大半の子がワークをやっていないわけで、テスト前になって慌てて勉強するのが普通なんです。

 

ただ、それでもやる気のある子はきちんと期日までにやってきます。

それこそ、寝る間を惜しんでまでやり遂げてきます。

それだけ成績を伸ばしたいと考えているからであり、やる気のある子はそういう行動ができるのです。

 

残念ながらやる気のない子は期日内に終わらせることはありません。

だから、罰を受けることとなるのです。

 

罰といっても塾で強制的に勉強させるだけですけどね。

家で勉強できないなら塾に来て勉強しろというのがうちのやり方ですので。

 

このようにうちのやり方についてこれないということは、成績も伸びないということになります。

だからこそ、やる気のない子はうちの塾には入ってほしくないんです。

さすがに成績を伸ばそうと考えていない子の成績を上げることは難しいですからね。

 

とはいえ、うちで勉強を強制的にさせられると、徐々に点数を伸ばしていくんですよね。

そうなると、少しずつやる気は出てくるのですが、そこまで生徒を指導するのは骨が折れるのです。

 

できればやる気のある状態で塾に来てほしいとは常々思っています。

そして、そのやる気を引き出すのは親の仕事なんだと思いますしね。

何でもかんでも塾に丸投げでは、思うように成績は上がっていきませんよ。

 

ちなみに、これはうちの塾だけの話ではありません。

他の塾だってやる気のある子を欲していますよ。

 

塾に入る前に、子どものやる気を上げる努力はしてくださいね。

少しでもやる気がある状態なら、塾に入れる効果は絶大になりますからね。

よろしくお願いしますね。

 

 

それでは、今日はこの辺で。