受験本番で100点満点を目指してはダメ。

先日、とある生徒と話をしていました。

「先生、テストで一問ミスだったんで、100点とれませんでした!!」と。

 

私は「えっ、すごいじゃん、一問ミスくらいいいんじゃない?」と答えておきましたが、この生徒は不満げでした。

 

まぁ、満点を目指していて満点がとれなかったのだから、落ち込む気持ちはわかりますが、そんなのは次に活かせばいいだけです。

反省して、次こそ満点をとる!!でいいのです。

 

もちろん、満点を狙うことは素晴らしいことです。

そもそも練習段階である普段の勉強は満点を目指さないといけません。

間違ったところを完璧に理解しようと努力することは大事なことです。

 

しかし、これはあくまでも練習段階であって、テストでも同じ考えだとマズいです。

特に、受験では満点を狙うことはいけないこととされています。

 

受験の目的は合格することです。

つまり、合格点がとれるようにすればいいのです。

 

首席で合格したいのであれば、満点を目指せば良いですけどね。

そこまでを望んでいないのであれば、満点をとれなくても大丈夫ですよね?

 

逆に入試のときまで満点をとろうとすると、余分な力が入ってしまいます。

一つ一つの問題に執着してしまい、時間的なロスが生まれるんです。

それでは、時間内に問題を解ききることができません。

 

大事なことは、簡単な問題を取りこぼさないことなのです。

前から順に愚直に問題を解くような真面目な子がよく陥りやすいのは、後ろにも簡単な問題があるのにも関わらず、時間切れで解けないことなんです。

 

試験中に時間に追われるのは、当たり前のことです。

問題の中には難問もあれば、易問もあるわけで、全体的なバランスをとって解いていかないといけないのです。

そうしないと、焦りがミスを生み、自分の望んだ点数がとれなくなってしまいます。

 

受験生にとってミスは大敵です。

しかし、必要最低限のミスであれば、問題はないのです。

 

もちろんミスをなくそうとすることは大事なことですけどね。

普段からミスをなくすためのチェックをして、なるべくミスなくテストを解き終えてほしいですね。

 

 

それでは、今日はこの辺で。