丸付けを楽しんでできているかどうか。

先日、とある生徒と話をしていてこんな話題になりました。

私「先生、学生のころ、丸付けするのワクワクしたんだけど」

生徒「えぇ!!それは勉強ができる人の気持ちですよ」

 

生徒にこんな風に言われて、自分とこの生徒とのギャップに驚きました。

私はそこそこ勉強が出来る子だったので、問題を解くのが楽しかったんですよね。

 

なぜ楽しかったというと、問題が解けたからです。

問題が解けると、その答えがあっているかどうかが気になり、丸付けが楽しみだったんです。

 

クイズでもそうですが、答え合わせって楽しみじゃないですか。

自分が考えて出した答えが合っていたときの快感は何ものにも代えがたいものです。

学生当時の私は丸付けをしているときに、丸をつけるのが楽しくて仕方がなかったんですよね。

 

とはいえ、私だって丸付けをして、全てが丸になったわけではありません。

苦手分野はやっぱり間違えだらけでしたし、答えの欄に赤ペンで正答を写すのは嫌でした。

 

ただ、できないからといって、そこでへこたれることはありませんでした。

丸付けをして、解説をじっくり読み込み、解き方や考え方を確認してから、再度問題を解き直していったんです。

 

それも一回目の問題を解き終わって、間を空けずにすぐに解き直しをしました。

そして、丸が増えてくるまで何度も同じ問題を解き直しをしたんです。

さらに、次の日も解き直しをして、きちんと覚えているかどうかの確認もしました。

 

これは自らが考えた方法でしたが、かなり効果的でしたね。

この方法で勉強したときにのテストの点数は良かったですからね。

 

私が何度も問題を解くのを塾生に推奨しているのも、この成功体験からなんですよね。

いろいろな学習方法の本を読みましたが、反復練習を批判している学習本はありませんでしたね。

多くの学生がこれによって成果を出しているからなんでしょう。

 

ただ、これは丸付けをきちんとしている人が受けることのできる恩恵なんです。

今の子どもたちは、×をつけるのが嫌だからなのか、丸付けをしない子が多いです。

 

勉強が嫌いな子は、丸がつく快感なんて感じたことがないんでしょうね。

せっかく丸付けをしているのに、正解していても丸をつけない子もいるんですから。

間違ったところを青ペンで写して終わりって子が多いんですよね。

 

まぁ、そもそもが勉強できない子ってこういう子なんでしょうね。

勉強の楽しさというのは問題が解けたときに出てくるというのに、それを確認せずに終わらせてしまうというのはもったいないんですよね。

 

まだまだ、うちの生徒も間違った勉強方法をやっている子が多いです。

間違った勉強法では、成果が出るのが遅くなりますからね。

しっかりと矯正しながら、生徒を育てていきたいですね。

 

 

それでは、今日はこの辺で。