教科書を何度も読む子は勉強ができる子である。

先日、とある高校生に数学の問題を質問されました。

基本的に自習に来ている子も、私の空き時間に質問ができるようにしています。

 

質問するだけあって、少々レベルの高い問題でした。

私も即答ができませんでしたので、青チャートを引っ張り出して、類題を確認し、それを見せながら解説しました。

 

その生徒がその問題を解き終わってから、私はこの生徒にこう言いました。

「こんな風にね、自分で参考書から類題を見つければいいんだよ」と。

 

実は、これが勉強の仕方の一つなんです。

わからないのであれば、参考書や教科書を見て調べれば良いだけです。

しかし、ほとんどの子がそれを実行しないんですよね。

 

そもそも青チャートレベルの参考書を読んでも理解出来ない子が多いのです。

これが独学が出来ない理由となります。

大抵の子が、教科書に書かれている内容が理解できず、調べても何を言っているかがわからないのです。

 

逆に教科書や参考書を読んで理解出来る子は、独学が出来る子になります。

独学ができるということは、塾や予備校はいらないということになるのです。

 

私の理想は独学出来る子を作ることです。

そのため、生徒には日頃から教科書を読みなさいと指示をしています。

最初はわからなくても、ワークを解きながら読むことで理解の度合いは変わってきますからね。

 

まぁ、勉強をしない子には縁のない話ではありますが、勉強のやる気があるなら独学ができるようにならないと成果は上がってきません。

 

ちなみに、優秀な子というのは、教科書をボロボロになるまで読み込みます。

何度も読むことで、大事な用語も暗記してしまうのです。

理解を深め、用語を暗記していけば、自然とテストの点数は上がっていきます。

 

これは一番簡単な勉強法ですが、一番効果のある勉強法なんですよ。

 

やはり基本の勉強法というのは、昔から変わっていないんですよね。

どれだけ技術が発展しようと、人間は人間のままですから。

 

当たり前のことですが、まずは勉強する習慣をつけることが大事です。

そして、次に大事になってくるのは、自分の力で理解しようとすることです。

教科書・参考書を読む・・・これがシンプルで一番効果のある勉強法ですからね。

 

 

それでは、今日はこの辺で。