高校受験はギリギリ合格を狙ってはダメ。

まだ5月ですから、志望校がハッキリしている子は少ないと思います。

とはいえ、中3生は受験生ですから、早くても秋までには志望校を決めた方が良いと思います。

 

できれば、夏まででしょうか。

夏までに決めてしまえば、夏の勉強の励みになりますからね。

人はどうしたって、目標がなければ頑張れませんから。

 

逆に夏までに志望校が決まっていないなら、その年の夏の勉強ははかどらないことになります。

目標がないんですから、受験勉強をしようとは思いませんしね。

部活がなくなり自由時間が多くなれば、普通は遊びまくるんじゃないですか?

 

夏は受験の天王山といわれるように、受験生にとって非常に大事な時間ですからね。

その貴重な時期に勉強をしないとなると、偏差値高めの高校への進学は諦めた方がいいでしょう。

 

ちなみに、うちの塾では夏期講習に朝から夕方まで生徒を受験勉強をやらせます。

量に勝る勉強はありませんから、徹底的に勉強してもらうんですよ。

 

この経験をしないと、勉強体力を鍛えることはできませんからね。

生徒には少々大変かもしれませんが、しっかりと頑張ってもらうようにしているんですよ。

 

で、晴れて高校合格を目指すとなっても、ギリギリで合格ではダメなんですよね。

今や高校全入時代といわれるくらい、高校に合格するのは難しくありません。

もしかすると、例年の合格点を下回ったとしても合格ができてしまうんです。

 

しかし、その高校に入るだけの実力がないなら、その後が大変になります。

当たり前のことですが、授業についていけません。

 

そこそこ偏差値の高い高校であれば、カリキュラムを確実にこなしていきますから、授業ペースは速いんですよ。

しかも、高度なことまで指導しますから、授業についていけないというのは致命的なんです。

 

基本的に偏差値の高い高校というのは進学校ですよね。

であれば、大学進学を夢見てその高校に進学する子が大半だと思います。

これも当たり前のことですが、授業について行けない子が有名大学に進学できるわけもありません。

 

各高校で合格実績なるものを提示していますが、そこに書かれている有名大学に行ける子というのは、高校内のエリートのみです。

進学実績に有名大学の名前が載っているからといって、あなたの子がいけるわけがないんです。

 

高校で活躍するためには、それなりの実力が必要です。

最低でも真ん中くらいの学力を持っていないと、その高校の授業についていくことはできないでしょう。

 

有名大学に行きたければ、その高校の上位10%を目指すべきです。

その領域に行くためには、中学の勉強をサボっていてはダメなんですからね。

 

自分の行きたい高校へは余裕をもって入れるようにしましょう。

余裕で受かるだけの実力を持っていれば、受験当日の緊張もだいぶ和らぎますからね。

 

大事なことは高校に合格することではありません。

そこで活躍するだけの学力を持つことなんです。

今できることを精一杯やって、高校で活躍してくださいね。

 

 

それでは、今日はこの辺で。