どんなことでもやる気があるかないかが問われてきます。
仕事だって家事だって、今日はやる気がしないなぁと思うことは大人だってあります。
しかし、やらなきゃいけないからやっているだけですよね。
ただ、これが簡単にできることではなく、やるのが難しいのだとしたら、ますますやる気はなくなっていきます。
いくら仕事でも家事でも、自分が難しいと感じることは避けて通るはずです。
それほど目の前のやることが難しいと感じると人のやる気はなくなっていくのです。
これは子どもでも同じです。
今習っている勉強が理解できなければ、先生の話を聞く気力もなくなっていくでしょう。
もちろん、理解ができないのは自業自得です。
そもそも自分が勉強してこなかったから、今の勉強がわからなくなってしまったのです。
しかし、これは子どもだけの責任ではありません。
子どもが小学校低学年時に勉強するかどうかは、親がコントロールしてあげないといけないのです。
まだ簡単だと思う勉強をやっている時代から、親が子どもに勉強をさせる習慣があれば、子どもは苦もなく勉強をやるでしょう。
しかし、世の親は子どもが勉強ができなくなってきてから慌て出すのです。
例えば、小学4年生あたりから子どもに勉強をやらせようと思っても、もうすでに遅いのです。
今まで勉強してきたならまだしも、小4になってから慌てて勉強させるようになっても、子どもは勉強してくれないでしょう。
なぜなら、もう子どもは目の前の勉強が難しく感じているからなんです。
小1~3まで順調に勉強内容を理解しているなら、小4の内容もすんなりと頭に入っていくでしょう。
しかし、それまでの基礎中の基礎をおろそかにしてしまっては、もう小4の内容を理解するのは苦しくなってくるのです。
これを、大人の物差しで測ってはいけません。
大人は小4の教科書を読んでも難しいと感じるわけがないのです。
曲がりなりにも高校まで教育を受けてきた大人が子どもと同じ感覚も持つことは不可能です。
だからこそ、子どもが問題が解けないのを不思議に思うのでしょう。
しかし、それは必然であり、なるようにしてなっているのです。
もし、どうしたら小学校高学年の子に勉強をやらせることができるのかというと、それは今の学年よりも前の内容を勉強させるべきなんです。
例えば、一つ前の学年の問題集を解かせてみてください。
それがスラスラ解けるようなら問題はないでしょう。
もし解けないなら、もっと前の学年に遡って学習内容をやらせてみてください。
子どもがスラスラ解ける内容まで遡れば、子どもは勉強を始めてくれるでしょう。
いくら簡単になっても構いません。
子どもがスラスラ解けるレベルまでいかないと子どもは自主的に勉強はしません。
目の前の内容が難しいと感じているなら、絶対に筆が前に進まないでしょう。
勉強に困ったら、塾に入れるのも構いませんが、できるだけ家で頑張ってみてくださいね。
塾に入れるのはいつでもできますからね。
まずは家庭で努力してから塾に入れることを検討してください。
それでは、今日はこの辺で。