学校の先生は全員有能というわけではない。

先日のGW休みに都心に遊びに行き、旧友と会ってきました。

その中には学校の先生をやっている者がいて、いろいろと教育現場の現状を教えてもらいました。

 

その友人は社会の先生をやっているのですが、現在は学年主任を任されているらしく、順調に出世しているようです。

社会の授業についていろいろと聞きましたが、現在の指導要領はやりづらいと言っていました。

 

基本的に社会の授業はグループワークをやることが多く、グループで協力して調べて発表するようなことをやっています。

社会の出来事に興味を持ってもらいたいという考えでこういう指導になったらしいのですが、まぁ役所の人間らしい考えですよね。

 

グループで話し合ったからといって、社会に興味をもつはずもありません。

それよりも魅力的なエピソードを知っていった方が、よっぽど社会に興味が持てるでしょう。

 

そのためには、学校の先生の話術が問題となるわけです。

トリビアではないですが、社会に関する豆知識やら裏話やらを生徒にしてあげた方が生徒は社会に興味を持つのではないでしょうか。

 

私の友人は指導要領を無視しているらしく、授業では面白い話をたくさん聞かせているみたいなんです。

実際の生徒たちがどういう感じでそれを受けているかはわかりませんが、調べ学習ばかりよりかはよっぽど楽しい授業なんじゃないでしょうか。

 

このように私の友人は学校の成績としては有能なんだと思います。

しかし、世間には有能ではない先生もたくさんいるのです。

 

先日、ネットサーフィンをしていると、ある投稿に目が留まったのですが、その画像では数学の証明が書かれていました。

私もその証明をじっくりと読んでみたのですが、一切、減点される要素はありませんでした。

 

しかし、その子の先生は赤ペンで間違ったポイントを書き、点数が半分に減点されていたのです。

なぜ、減点されていたかというと、式で説明しなきゃいけないところを、文章で説明していたからなんです。

 

ただ、この文章もしっかりと読み込めば間違っていないことはすぐにわかります。

むしろ、式で説明せずによくここまで文章で説明したものだと感心しました。

しかし、この子の学校の先生には伝わらなかったみたいですね。

 

ここからわかるのは、学校の先生自身が本質を理解していないことなんです。

証明というのは、理路整然としていれば減点はされません。

この子の答案は一切減点される要素はなかったわけですから、この先生の指導力が乏しかったといわざるをえません。

 

現状、日本の教育状況はひどい状況にあると私は思います。

学力低下は子どもたちだけでなく、先生自体にも及んでいるのです。

もちろん、素晴らしい先生もたくさんいますが、その割合はどんどん減っているような気がします。

 

働き方改革で学校の先生の業務は縮小されているはずです。

(実際はそこまで楽になってはいないとのことですが・・・)

であれば、空いた時間を指導力強化に費やしてほしいですね。

 

そして、保護者の方々も覚えておいてほしいのですが、学校の先生はみんながみんな有能ではないのです。

先生だからと美化しすぎるのも問題なんですよ。

ある程度は信頼してもらって構いませんが、すべてを任せることなく、家で出来ることは家でやるという精神でいた方が良いと思いますよ。

 

 

それでは、今日はこの辺で。