脳に汗をかかないのは勉強とはいわない。

我が子が家庭学習で何を勉強しているのか見たことがあるでしょうか?

学校によっては、家庭学習を課しているところもあると思いますが、そこに通っている子の家庭学習の内容ってご存じですか?

 

家庭学習なんですから、何を勉強しても構いません。

そう学校から言われていることと思います。

学校によっては、その日に勉強してほしい教科を指定する場合もありますが、基本的には生徒の自由になっています。

 

自由に勉強してきなさい。と言われたら、あなたの子はどんな勉強をするのでしょうか。

ぜひ家庭学習が終わったタイミングでノートを見て下さい。

 

そこには我が子の学習への意欲が表れていることでしょう。

例えば、漢字しか書かれていなかったり、英単語しか書かれていなかったり、いわゆる作業系の勉強しかしていなかったら、その子の勉強への意欲は低いと言わざるを得ません。

 

いわゆる作業系の勉強とは、全く頭を使わない勉強を指します。

1ページ分、漢字が汚い字で書かれている・・・

これのどこが勉強といえるのでしょうか。

 

勉強というのは、思考して初めて成し遂げられるものなんです。

つまり、タイトル通り、脳に汗をかく必要があるのです。

 

もちろん、これはたとえですけどね。

ですが、言わんとしていることはわかるのではないでしょうか。

 

部活であれば練習中に汗をかくことがあるでしょう。

それは体を動かしているからです。

そして、練習をすることで技術が身についてるわけです。

 

それこそ汗をかけばかくだけ、技術は発達してそのスポーツが上手になるでしょう。

これは勉強でも同じなのです。

勉強でも脳に汗をかくように勉強しないといけないのです。

 

別に漢字練習がダメではないんです。

漢字をきれいに書いて練習しているか、覚えた漢字のテストをやっているか、そして、間違った漢字をまた繰り返し練習しているか・・・

工夫をして漢字の練習をしているなら、それは作業とはいいません。

 

そうではなく、ただノートに汚い字で何個かの漢字を書く・・・

これが勉強とはいえるはずがないのです。

 

工夫次第で、家庭学習はいくらでも成績を上げられる勉強になっていきます。

そもそも自分に足りない勉強をするのが、正しい勉強内容なんです。

 

例えば、学校の授業でわからなかったところがあったとします。

そのわからないところを教科書でしっかりと理解するまで読み込んだりすることが大事なんです。

もちろん、近くに教えてくれる人がいるなら、調べたあとに質問するのもアリでしょう。

 

とにかく、わからないものをなくしていく。

そのためにはどう動けばいいのかをじっくりと考えて実行することが大事なんです。

 

作業だけの家庭学習は勉強とは言いません。

それをやっていても永久にテストの点数は上がらないでしょう。

大事なことは、テストの点数を上げるためにどうしたらいいのかなんです。

 

子どもが間違った勉強をしているなら、身近にいる保護者の方が訂正してあげてください。

そのためにも家庭学習の様子をご覧になってくださいね。

 

 

それでは、今日はこの辺で。