春期講習2023 8日目

春期講習8日目です。

 

昨日のテストで新中1生の答案を覗いていたら残念な答えを書いていました。

その子の答案には「みずまたびょう」と書いてあったんです。

 

その問題は四大公害病に関してのものでしたが、その子は漢字の読みを間違えて覚えていたんでしょうね。

きっと水俣病を「みずまたびょう」と覚えてしまったんでしょう。

しかも、正答は「イタイイタイ病」だったので、この子の知識不足も露呈することとなりました。

 

こういうことは、他の生徒にも多々見られます。

こういう子の共通の性質は、漢字から逃げていることなんです。

理科も社会も用語を漢字で覚えようとしなければ、その漢字の意味まで覚えることはできません。

 

当たり前のことですが、漢字には意味があり、ひらがなには意味はありません。

用語を覚えるにしても、なぜその漢字が充てられているかがわからないとダメなのです。

 

現代っ子の特徴なんでしょうが、漢字のつくりに関しての知識がないですね。

小学校のときに、きちんと教わっているだろうに、あまり意識することなく成長してしまったんだろうと思います。

 

しかし、この漢字力がない子というのは総じて日本語力がありません。

漢字がわからなければ、語彙力だって身につきません。

語彙力がないということは、問題の意味も理解できませんので、正答を出すことができなくなるのです。

 

我々は日本人ですから、日本語をきちんと理解しないと、勉強はできるようにはなりません。

ひいては英語もできるようにはならないのです。

同じ言語ですからね、日本語ができない子が英語ができるようになるわけもないのです。

 

言葉の意味などを教えるのは家庭でもできることです。

分からない言葉があったら、積極的に教えてあげてほしいですね。

その積み重ねが将来の子どもの成績を左右するのですからね。

 

 

それでは、今日はこの辺で。