春期講習8日目です。
昨日のテストで新中1生の答案を覗いていたら残念な答えを書いていました。
その子の答案には「みずまたびょう」と書いてあったんです。
その問題は四大公害病に関してのものでしたが、その子は漢字の読みを間違えて覚えていたんでしょうね。
きっと水俣病を「みずまたびょう」と覚えてしまったんでしょう。
しかも、正答は「イタイイタイ病」だったので、この子の知識不足も露呈することとなりました。
こういうことは、他の生徒にも多々見られます。
こういう子の共通の性質は、漢字から逃げていることなんです。
理科も社会も用語を漢字で覚えようとしなければ、その漢字の意味まで覚えることはできません。
当たり前のことですが、漢字には意味があり、ひらがなには意味はありません。
用語を覚えるにしても、なぜその漢字が充てられているかがわからないとダメなのです。
現代っ子の特徴なんでしょうが、漢字のつくりに関しての知識がないですね。
小学校のときに、きちんと教わっているだろうに、あまり意識することなく成長してしまったんだろうと思います。
しかし、この漢字力がない子というのは総じて日本語力がありません。
漢字がわからなければ、語彙力だって身につきません。
語彙力がないということは、問題の意味も理解できませんので、正答を出すことができなくなるのです。
我々は日本人ですから、日本語をきちんと理解しないと、勉強はできるようにはなりません。
ひいては英語もできるようにはならないのです。
同じ言語ですからね、日本語ができない子が英語ができるようになるわけもないのです。
言葉の意味などを教えるのは家庭でもできることです。
分からない言葉があったら、積極的に教えてあげてほしいですね。
その積み重ねが将来の子どもの成績を左右するのですからね。
それでは、今日はこの辺で。