勉強のやる気が起こらないのなら・・・

とある受験が終わった中3生が、高校入学に備えて勉強しに来ています。

高校受験はあくまでも通過点ですから、中学を卒業したからといって勉強していかないといけないのです。

 

その子に声をかけてみると、「なかなか勉強のやる気が起こらないんです」と悩みを打ち明けてくれました。

この悩みはわからないでもないですね。

 

高校が始まっているならまだしも、まだどんな学友がいるのかもわからない段階で、勉強のやる気など起こるはずもありません。

そもそも受験が終わったら、やりきったと思ってしまうのが人ですからね。

 

努力に努力を重ねた者は、下手をすると燃え尽き症候群みたいにもなってしまいます。

一度、火が消えてしまったやる気をまた燃えさせるのは、正直難しいとは思います。

 

ですが、高校に入ってから頑張り始めるのでは遅いのです。

なんとか勉強の習慣だけは継続してほしいと思います。

 

そう思ってこの子にはこんなアドバイスをしました。

「毎日何時から何時までは何があっても必ず勉強しなさい。そして、それ以外はゆっくりしたり、自分の好きなことをしなさい」と。

 

学生は休みの日は用事がある日を除いて、どう過ごしていいかわからないものです。

無為に一日を過ごしてしまっては、勉強をしなきゃと思っている子に関してはストレスになってしまうのです。

であれば、一定時間勉強することを固定化した方がいいのです。

 

必ずその時間は勉強する・・・これさえ守っていれば、勉強せずに無為に一日を過ごすということを防ぐことができます。

それがある程度の時間であれば申し分ないですが、最低限この時間だけは勉強すると決めれば達成感を得ることはできるでしょう。

 

習慣化というのは、毎日同じことを繰り返すことでできあがるものです。

だからこそ、時間を固定して勉強するのは一定の効果があるのです。

 

ちなみに、うちにいる高1生の一人は、ほぼ毎日同じ時間帯にうちに自習に来ています。

その時間は必ず勉強しているのであって、蓄積するとかなりの時間勉強していることになるのです。

 

進学校に通うのであれば、毎日勉強するのは当たり前です。

毎日勉強して初めて、学校の授業についていけるのです。

 

逆に高校生活を満喫し、勉強をしなくなった者は、どれだけ中学で良い順位にいようが、高校では落ちこぼれになるでしょう。

勉強を習慣化させることで、その継続の力は膨大なものになります。

ぜひ、時間を固定して勉強をさせてみてくださいね。

 

22日(水)から24日(金)までお休みになります。

このブログも休止しますので、よろしくお願いします。

それでは、今日はこの辺で。