われわれは日本人なわけですから、日本語を理解できるわけです。
しかし、このブログでも何度も警鐘を鳴らしていますが、最近の子はその日本語がわからないのです。
まぁ、これはスマホの普及などで活字離れが進んだ影響でしょうね。
コロナ禍で人と接する機会もなくなってきているのも原因の一つだと思います。
とにかく、我らが母国語である日本語ができなくなってきているのです。
最低限の国語力がなければ、勉強はできるようにはなりません。
問題で何を聞かれているのかがわからなければ、それに答えることができませんよね。
いきなり外人に話しかけられたとして、その言葉が英語ではなくアラビア語だったらどうでしょうか?
英語ですら聞き取るのが大変だというのに、アラビア語ならもっとわからないですよね。
なんとなく質問されていることはわかっても、何を言っているかを理解できなければ答えられるはずもないんです。
これと同じことが勉強で起こっています。
問題で聞かれていることを理解せずに雰囲気で問題を解いている子が多いのです。
それでは、どれだけ勉強しても成績は伸びることがないでしょう。
何せ自分で調べることもできないわけですからね。
わからないことがあれば、辞書でもインターネットでも調べようはいくらでもあるわけです。
しかし、いくら調べたところで、そこに書かれている内容が理解できなければ、意味はありませんよね。
これでは、自学だってできないということになってしまいます。
長時間勉強しているのに、成績が伸び悩んでいるのは往々にしてこういう原因なのです。
とはいえ、逆に日本語ができれば勉強はできるようになるのです。
とある中2生がテスト結果を持ってきたのですが、その子はうちに入る前は、全くといっていいほど勉強していませんでした。
しかし、うちでみっちり勉強させられて、少しずつ勉強のやり方が身についてきたんです。
ただ、これだけでは早々に成績が上がることはありません。
早期に結果を出すためには、その努力に付け加えたものが必要になってくるのです。
それが国語力です。
この子は国語の点数はそれなりにとれていたんですよね。
だからこそ、この子は成績が伸びるだろうと予想できました。
案の定、今回のテストで結果を出してきましたね。
入塾してから半年も経っていないのに成果が出てきたのは立派なことですよ。
ここからもわかるように成績をあげるために大事なことは日本語力なんです。
日本語が理解できないのは、親子の会話が少ないことも要因となります。
ぜひ親子での会話を多くしてください。
それだけでも語彙力を身につける機会は与えられますから。
少々難しい言葉も解説してあげれば、理解はしてもらえますからね。
もし、お子さんがまだまだ幼いなら、ぜひ語彙力を身につける勉強をした方が良いですよ。
英語などの早期教育をする前に、国語ができなければ勉強はできるようにはならないんですから。
それでは、今日はこの辺で。