高校入試も本番をむかえ、どんどん進学先も決まっていきます。
私立組はすでに終わっており、公立組もあと数日で進学先が決まります。
自分の行きたい高校を受験するわけですから、頑張って合格を勝ち取ってほしいですね。
もし、夢破れることがあっても、二次募集はありますから、そこで頑張ればいいのだと思います。
結局は、どこに進学しようが、やることやっていれば大丈夫なんですよね。
最近はほとんどの生徒が高校に合格してしまうので、あまり夢破れるみたいことは起きませんが、もし公立で落ちて私立に行こうがやることは変わらないんです。
大学に行きたいのであれば、自分をできるだけ高めておかないといけないんです。
例えば、A君は偏差値60の高校に合格したとします。
しかし、入学前には勉強を止め、入学後も大して努力をしません。
定期テストの順位は半分以下まで落ち込み、今までのあったプライドはズタズタにされます。
高3まで勉強のやる気はおこらず、春の三者面談では学校の先生から「今のままでは、どこの大学も受からんぞ」と言われます。
そこから受験勉強を開始しますが、毎日勉強できるだけの気力はありません。
そもそも勉強体力がないのですから、そんな人が少しやる気を起こしたところで、いきなり長時間の勉強なんてできないのです。
結局、受験間近になっても、志望校に受かるだけの偏差値までは届かず、最終的には大学受験に失敗します。
一方で、Bさんは偏差値60の高校に不合格となり、二次募集で偏差値55程度の高校に進学します。
二度と同じ過ちをしないためにも、入学後、毎日のように勉強します。
どれだけ疲れていてもどれだけ忙しくても、少しの時間は勉強するようにしていったのです。
定期テストでは上の順位をとり続け、内申点もかなり高い状態で高3を迎えます。
一般受験で進学しようと思っていましたが、内申点の良さから指定校推薦で進学できることを知り、自分の行きたい大学に推薦で進学することになります。
Bさんにとっては、その進路先は憧れの大学でした。
高校受験の失敗を挽回できただけでなく、その失敗をバネに成功を収めることとなったのです。
さて、この二人の状況、どちらが正解なのかはわかりますね?
A君は中学時代優秀だったにも関わらず、大して有名でもない大学に進学することとなります。
一方で、高校受験を失敗したBさんは、最終的にはA君よりも遙かに優秀な大学に進学することとなるのです。
この差はなんだったのか。
それは、Bさんは勉強を継続したことにあるのです。
悔しい気持ちから始まったモチベーションだったとしても、勉強を継続する習慣だけはしっかりと身につけることができたんですね。
これは一例ではありますが、世の高校生の多くがこのような事態に陥っています。
高校受験はゴールではありませんよ。
その先に大学受験というゴールがあることを忘れないでくださいね。
本当に真剣に大学受験を考えている子は、高校受験が終わっても休んだりしませんよ。
せっかく受験勉強で身につけた勉強の習慣を継続しないのはもったいないですからね。
合格を祝うのは一瞬だけにして、次の目標に向かって頑張りましょうね。
それでは、今日はこの辺で。