私の歴史をお話しします。

私は大学卒業後、ずっとこの塾業界で働いています。

この渡辺塾で独立するまで、3つの塾に就職しています。

 

最初は大手の個別指導塾でした。

そこで公務員の勉強をしながら、アルバイトで塾講師を始めました。

そこでは3年働きましたかね。

 

まぁ、一年目はかなりポンコツでした。

担当教室の教室長に毎日のように説教を受けていましたね。

失敗も数多くやっていますし、結構、教室長には迷惑をかけたんじゃないかなと思います。

 

ただ、その教室長、深夜0時になるまで熱心に指導法を教えてくれたんですよね。

私より3つほど年上だったその教室長は身体検査で「白血球の数が正常値の半分だったよ~」と笑いながら体を酷使している人でした。

 

そんな激務の中、私にあれだけの時間をかけてくれたのには、とてもありがたいことだったんですよね。

おかげで2年目になると、他の教室からも助っ人で呼ばれるくらいの指導力を身につけてました。

 

最初は数学・理科だけだったのが、他教科も指導するように言われ、気づいたら5教科すべて教えるようになってましたね。

地獄だったのは、「歴史」を同時に3人指導するときでしたね。

全員、教える時代が違うので、予習が大変だったのを覚えています。

 

3年目になったころには、もう公務員の勉強は止めましたね。

もう塾講師にどっぷりはまっていたんですよ。

改めて教えることが好きだったんだなと気づかされました。

 

そして、せっかくなら正社員で働きたいと就職活動を開始して、地元の集団塾に就職することになりました。

ここでも、最初は大変でしたね~。

なにせ、個別指導と集団指導は全く違うものでしたからね。

 

初日は10人程度の子に個別に授業をして回っていました。

その日の授業は全く授業が進みませんでしたね。

 

ちなみに、この頃の指導教官は学長でしたが、指導する方法にこだわるだけの人でしたね。

特に有益なアドバイスはもらった覚えはないので、自分で試行錯誤して成長していきました。

先輩に優秀な人たちがいたので、その人たちに教わることが多かったかなと思います。

 

3ヶ月ほどで集団授業のやり方を身につけ、そこからはどんどん自分の指導力を磨いていきました。

最終的には、熱心にその当時の担当の中3生を教えきったおかげで、かなり感謝されたのを覚えています。

まぁ、全員は合格に導けませんでしたけどね。

 

その後、その塾で4年間働き指導担当になるまでに成長し退職しました。

まぁ、そこを辞めたのは業績悪化で正社員からアルバイトに格下げされたからなんですけどね。

今思えば、正社員を勝手にはクビにはできないわけで、法律違反だったんじゃないのかなと疑ってしまいます。

 

そして、独立前に働いていた塾に行くことになりましたね。

一通り、指導の経験は経てましたから、即戦力として中途入社しました。

 

最初の上司であった教室長からは愛のある指導を受けましたね。

まぁ、最初は指導以外何もできなかったので、教室長も手を焼いたと思います。

思えば、教室運営のイロハをその方から教わりましたね。

 

説教ばかりで嫌になりましたが、それでも1年後には一人前にしてくれたんですから、今では感謝しかありません。

途中でその方も独立して塾を辞めてしまいましたが、その後は私が教室長になって数年その塾で働きました。

 

そして、今の塾を開くことになるのですが、節目節目で色々な人にお世話になって今の私ができています。

とはいえ、お世話になった人たちのやり方は今ではほとんど使っていません。

 

せっかく独立したのだから、自分のやり方を磨いていこうと思ったんです。

そして、中年になってもまだまだ進化の途中だと思っていますしね。

まだまだ成長できるのだと思いますよ。

 

来月になれば、渡辺塾も新年度を迎えます。

また、新たな気持ちで今いる生徒たちをしっかりと育てられるように頑張っていきます。

 

 

それでは、今日はこの辺で。