日本語ができない子は勉強ができるようにはならない。

少々厳しいことを書きますね。

最近指導していて思うのは、日本語が弱い子が多いということです。

以前のブログにも書いたことはあるとは思いますが、最近は顕著にそう思うのです。

 

日本語が弱いというのは、国語が弱いということでもあるのですが、そもそもの日本語の意味が分かっていないのです。

もちろん、話をすることはできます。

しかし、言葉の意味を理解することはできないのです。

 

いくら私がかみ砕いて説明しても、いくら私がその意味を伝えようとも、その子自身がその意味を理解しないと意味はないのです。

ひいては問題の意味がわからないということになり、正答を書けないということにつながるのです。

 

残念ながら、日本語があまりにもできないという段階では、塾では成績を上げることが困難となります。

いくら「母国語だから大丈夫でしょ?」と思われても無理なものは無理なんですよね。

 

人は授業で習ったときに、その言葉の意味を理解します。

そして、その理解したことを使って問題を解いていくのです。

しかし、言葉が分からない子は、授業でせっかく理解しても問題を解くことはできません。

 

音声で理解したことも、活字になってしまうと、途端に理解できなくなるのです。

どんな問題も日本語で書かれているわけですから、その意味が理解できなければ答えは書けないのです。

 

うちの塾は優秀な子も多いのですが、一方で日本語を理解していない子も多いのです。

もちろん、こちらは理解させる努力を行ってはいますが、いざ問題を解かせると全く解けないのです。

なぜなら、口頭で説明されたことを理解しても、問題の文章を読んだ瞬間にわからなくなってしまうんですから。

 

日本語を理解できないのは、その子の学習量の不足が原因です。

幼少期からゲームばかり、動画ばかり見ている子は、日本語が理解できなくなっていくのです。

 

逆に親子の会話が多い場合は、日本語を理解するのが当たり前にできるようになります。

子どもが親に言葉の意味を聞いてきたりしたら、なおいいでしょうね。

 

親子の会話が多い子というのは、自分の意思を言葉で伝えることに秀でていきますからね。

おしゃべりな子ほど、日本語の理解もたやすいんですよ。

 

もし、長い間塾に入れているのに成績が伸びない場合は、日本語の理解を疑ってください。

その場合、どれだけいい塾に入れようが、成績の伸びはなくなるといってもいいでしょう。

 

自分の子の日本語力を試すのは、言葉の意味を説明できるかでわかります。

単純に漢字の意味を聞くだけでも構いません。

言葉が理解できない場合、その言葉の意味を説明できないですからね。

 

ちなみに、こういう子が日本語を理解するようになるためには、親子の会話を多めにすることが有効です。

子どもが幼少期なら効果は絶大ですが、少々大きくなっても、親子の会話は有効です。

ぜひ試してみてくださいね。

 

 

それでは、今日はこの辺で。