上位10%に入るということ。

先日とある高校生のテスト結果を見てみたら、上位10%に入っていました。

中2のころにうちの塾に転塾してきた子ですが、中学時代から優秀でしたね。

 

本来なら一つ上の高校に行けるだけの実力を持っていましたが、あえて今の高校に進学したという子です。

この子の目標は指定校推薦で大学に進学することです。

それが大前提にあるので、自分の実力よりも下の高校に進学しました。

 

指定校推薦は評定が一定以上もっていたら、高校代表として推薦されるものです。

高校代表として大学へ進学するわけですから、それなりに高い評定を持っていないといけません。

 

評定は学校が実施するテストによって決まってきます。

つまりは、毎回のテストでしっかりと点数をとらないと高い評定はもらえないのです。

 

この子は高校入学から今までよく頑張っていました。

それこそ、私にキツいこと言われながらも、しっかりと勉強してきたんですね。

 

一時期、情報に振り回されていたこともありますが、今はしっかりと前を見て頑張っている感じですね。

このまま頑張り続ければ、指定校推薦がもらえる評定はもらえるでしょう。

 

私は上位10%を一つの目安として考えています。

この順位は一学年240名程度の学校であれば24位以内です。

簡単に言ってしまえば、10人中1位といったところでしょうか。

 

10%に位置していれば、上位にいると胸を張って言えるでしょう。

難しいとは思いますが、頑張り続ければ叶うのです。

 

ちなみに、この指定校推薦、校内審査が通ればほぼ100%その大学に受かることができます。

それも高3の11月くらいには合格が決まるので、高3の最後のお正月をのんびり過ごすことができるのです。

 

周りのみんなが大学受験のために必死こいて勉強しているのを片目に、自分はのんびりできるわけです。

まぁ、これは当たり前のことで、今まで頑張ってきた成果が指定校推薦なわけですからね。

ご褒美としてこういう状況が与えられるのだと私は思います。

 

ただ、高校3年間、勉強を頑張り続ける必要があるのは覚悟しないといけません。

しかも、上位に居続けることが条件になります。

中位から下位では、とうてい必要な評定はもらえませんからね。

 

よく推薦で大学に行くのは学力的には良くないという噂があります。

この学力的というのは、推薦組は一般入試レベルの学力まで自分を高めていないことを言います。

 

受験生の多くが大学受験を経験することで大きく学力を伸ばしますからね。

この意見に関しては一理あるのです。

 

ただ、じゃあ、指定校推薦をもらうのがそんなに簡単なのかといったらそうではありません。

確かに学校の定期テストは大学入試に比べると簡単なことが多いです。

しかし、そのテストを毎回高得点を目指して勉強するのって大変なことですよ。

 

一発勝負なわけではありませんからね。

推薦を勝ち取るためには持久力に秀でていないといけないのです。

 

私は指定校推薦で大学に行くことを奨励しています。

なにせ簡単に成し遂げられることではないからです。

もし、推薦をバカにされるようなことがあったら、だったら真似してみろって言いたいですね。

 

頑張り続けることって大事なことですよ。

それは高校に入ってからも同じです。

高校に入ったら終わりではないんですから。

 

 

それでは、今日はこの辺で。