生徒の心に火をつけるのは本当に大変です。

塾は生徒に勉強させることが仕事だと思っています。

将来のための話をして、生徒のモチベーションを上げることも大事な仕事です。

しかし、いくらテコ入れをしても、ビクともしない子は多いです。

 

当たり前のことですが、本人が勉強しなければ本人の将来の道は拓けません。

行動しないものに変化は訪れないのです。

だからこそ、生徒にハッパをかけるわけですが、本人に勉強の意思がなければ意味はないんですよね。

 

しかし、諦めずに生徒と接していると、どんなタイミングかは分かりませんが、いきなり生徒の心に引火することがあります。

タイミングは十人十色ですから、どんなときに火がつくかはわかりません。

 

テストの点数が下がってしまったとき・・・

逆にテストの点数があがったとき・・・

 

周りの生徒と比べて、自分が勉強できないと思ったとき・・・

将来やりたいことが決まったとき・・・

 

本当にタイミングは千差万別なんです。

このタイミングを狙って声がけをすれば楽なんですが、そう簡単にはいかないんですよ。

 

では、我々、大人が子どもにしてあげることは、何度も声がけをすることしかないんです。

諦めずに声がけをしていたら、いきなり火がつくかもしれないんですから。

 

なかなか火がつかないからと根負けしてしまっては、子どもに火をつけることはできません。

最後まで諦めずに声がけをすることで光が見えてくるかもしれないんです。

 

もし、声がけすることを諦めてしまったら、それは子育ての敗北を意味します。

そこからはやらなかったことの後悔しか残りません。

後悔したくないなら、こちらも諦めずに頑張るしかないんですよ。

 

私は仕事だから頑張るというモチベーションでやっています。

しかし、保護者の方にとっては、かわいい我が子のためですよね。

であれば、頑張るしかないんだと思いますよ。

 

ちなみに、劇的な変化を最初から期待してはダメですからね。

子どもの変化なんて少しずつなのが当たり前なんですから、その少しずつの変化を見逃さないでいてあげて下さいね。

 

うちの塾生の中にも、最近やっと火がつき始めた子が出てきました。

その火が絶えることなく、今後も燃え続けるかは見守っている大人たち次第です。

なるべく火を絶やさぬようにして、その子が本当にやりたいことができるように導いてあげたいですね。

 

 

それでは、今日はこの辺で。