うちの冬期講習は小学生の授業はありません。
だから、この期間中は小学生はお休みになります。
とはいえ、何もしないと学力が落ちるので、課題は出しています。
一人一人が課題に取り組んでいるわけですが、そのやり方も千差万別です。
真面目にやってくる子もあれば、塾の授業ギリギリでやってくる子もいます。
まぁ、学力の違いは明白ですよね。
前者はきちんと成績が伸びる子で、後者はちっとも学力が上がらない子となるわけです。
小学生のうちからしっかりと勉強する習慣を身につけないと、中学生になっても高校生になっても成績は上がってこないでしょう。
小学生で基本的な動きを身につけることは将来にわたって大事になってくるんです。
先日、一人の小学生が講習中の宿題を見せてくれました。
まぁ、本当にしっかりとやっていたんですよ。
すべて完璧とはいきませんでしたが、その子なりに頑張ってやってきたんでしょうね。
で、その日の授業で、課題の確認テストをやってもらったんです。
すると、その子はスラスラと解き始めたんです。
今までそんな動きを見せたことがなかった子です。
その姿を見て私も嬉しくなっちゃいました。
初めてといっていいほどに頑張って勉強してきたことが分かったからです。
何事もきちんと頑張っていれば、必ず成果が出るのだとその子は証明してくれたわけです。
生徒のそういう成長を見るのが、この仕事の醍醐味ですからね。
久々に生徒の成長を見せてもらって、感動しましたね。
もちろん、この出来事だけでこの子が安泰とはなりません。
この出来事を継続することができなければ、やっぱりダメなわけです。
とはいえ、最初の一歩は踏み出せたわけですよね。
これは立派なことだと思います。
小学生のうちに勉強における成功体験が味わえれば、努力することに前向きになると思います。
これが中学・高校と、継続して学力を上げる礎になるのです。
やればできる・・・というのは、裏を返せばやらなきゃできないということ。
塾は勉強をやらせる場ですから、その使命をまっとうしていきたいですね。
それでは、今日はこの辺で。