こんなに頑張ってきたんだから・・・では通用しない。

今日から通常授業再開です。

とはいえ、今日は自立支援学習日です。

今日もひたすらに勉強してもらうこととなります。

 

では、本題に。

受験生にとって、合格することが何より大事なことでしょう。

合格したいから努力するのであり、その努力はハンパないものでしょう。

 

保護者の方も、我が子の頑張りを見てきているわけですし、我が子ながらよく頑張ったと思うことでしょう。

平日は夜遅くまで勉強し、休日は朝から晩まで勉強する・・・

そんな我が子を見ていたら、将来は安泰だろうと安心してしまうかもしれませんね。

 

しかし、それは間違っているので、ここで指摘しておきますね。

 

忘れてはならないのは、努力をしたのは自分の子だけではないということです。

一部の天才を除いて、合格を勝ち取った子というのは、ほとんどがひたすら努力を重ねてきた子なんです。

 

それこそ、幼少期から受験生になるまでずっと勉強してきたんですよ。

それだけの努力を重ねてきたからこそ、上位の高校などに合格できるわけです。

 

そして、こういう継続して努力してきた子は高校進学後も努力を続けます。

努力を続けるのが当たり前であり、それを大学受験まで続けることに疑問など持ちません。

 

一方で、中学時代だけ努力をして高校合格を勝ち取った子は、かなりの努力が必要となります。

しかし、これって今まで勉強をサボってきたのが原因なんですよね。

幼少期からコツコツ勉強を続けられてきた子というのは、そこまで無理して受験勉強をしませんからね。

 

ただ、そんなことは受験勉強を頑張った子が気づくわけもないんです。

自分はこれだけ努力して合格を勝ち取った!!自分は頑張れる子なんだ!だから、高校でもきっと大丈夫だ!!

そう勘違いしてしまうんです。

 

残念ながら、中学時代に努力したことなど、大したことではありません。

高校ではさらなる高みがあるわけで、その高みに行けるのは努力を継続できた子だけなんです。

 

もちろんどんな子でも入学後も継続的に勉強をすれば問題ないでしょう。

しかし、高校受験で猛烈な努力をした子というのは、燃え尽きてしまうことが多いんです。

夢にまで見た高校への進学なのに、入学後に勉強を継続的にできる子というのはほとんどいません。

 

保護者も保護者で勘違いしていることが多く、「あれだけ頑張れたうちの子なら、高校でも上位にいけるかも」と淡い夢をいだいてしまうのです。

それが間違っていることは、入学後3ヶ月くらいでわかると思いますけどね。

なにせ定期テストの順位が悲惨なことになるでしょうから。

 

そこで慌てて我が子に勉強をさせようとしても、後の祭りです。

もうすでに手遅れなんですよ。

努力を続けてきた子とは圧倒的な差ができていますので、もう高校で上位に上がることは難しいでしょう。

 

大事なことは合格を最終目標にしてはいけないということです。

あくまでも合格は経過であり、その後の努力の方が大事なんですよ。

 

特に上位校のレベルは高いですよ~。

凡人がその授業に追いつくためには、血のにじむような努力が必要なんですよ。

 

何のためにその高校に行くのか・・・

しっかりと考えた上で受験勉強を頑張ってもらいたいですね。

 

 

それでは、今日はこの辺で。