冬期講習最終日です。
うちの受験生はこの時期までくると、ほぼ私からのアドバイスはなくなってきます。
これって、本来とは逆の発想かもしれませんね。
多分、ほかの塾ってこの時期に手厚く生徒に接するんでしょうね。
なんとか合格してもらいたいわけですし、気持ちはわからないでもないです。
ただ、手厚くしていかなきゃいけないというのは、生徒の成長がまだまだだからです。
受験間近になって、まだまだ手がかかるのは、受験生として問題です。
本物の受験生というのは、この時期には自分のしたい勉強をするものです。
過去問を解いて苦手箇所を見つけ、その克服に時間をかけるのです。
この時期になっても懇切丁寧に授業を受けなきゃいけないって実はマズいんです。
将来は塾の力で頼らないで成長していかないといけないんです。
特に中学から高校に進学するときは、自分の力で勉強ができていないとついていくことはできないでしょう。
実は私、生徒の合否にはそこまで執着していません。
もちろん合格してくれれば嬉しいですが、ギリギリで合格するくらいなら不合格でいいとさえ思っています。
なぜなら、その子がギリギリで合格するということは、その進学先で苦労することが目に見えているからです。
以前まではギリギリでも合格さえすればいいと考えていました。
しかし、それで合格したところで、その後、授業ペースでついていけない子を数多く見てきたのです。
そうやって実力以上の進学先に行くことは、その子にとって不幸です。
まぁ、ギリギリに入っても、そこから頑張って順位を上げていくという考えもあるとは思いますが、それができるなら現時点で上位になれていないとおかしいですよね。
夢物語みたいなことを想定して進学するのは、何の保証もないギャンブルに手を出しているのと同じことです。
どうせ合格するなら、半分以上の順位で合格を目指してほしいです。
まずは、半分くらいの順位から上位を目指しましょうよ。
それだったら現実的じゃないですかね?
というか、そのくらいじゃないと逆転人生にはならないでしょうね。
受験生にとって、ここからが正念場です。
そして、自分との戦いが始まっていくのです。
受験するのは自分ですからね!
人に頼ってばかりいないで、自力で道を切り開いていこう!!
それでは、今日はこの辺で。