中学生でも高校生でも目標がない子を応援するのは難しいです。
とはいえ、目標を持っている子の方が少ないので、時間をかけて目標を見つけてくれればいいのですが、いっこうに目標が見つからない子は応援しづらいですね。
目標とは、○○高校や○○大学に進学したいから始まり、○○になりたい、○○の資格をとりたいなどのようにつながっていきます。
たとえ具体的な目標がなかったとしても、成績をとにかく上げたいだったり、英検〇級をとりたいだったりでも構いません。
目標があるから、そこを目指して頑張るのであり、目標がない子が頑張る気力を保つのは難しいでしょう。
こちらもどう応援してあげればいいのかがわかりませんしね。
せっかく塾に来るのであれば、塾が応援しやすい状態になってから来てほしいですね。
塾はその子の目標を成し遂げさせてあげようと動きます。
点数や実力が足りなければハッパをかけますし、どういう道筋で目標を達成すれば良いかのかがわからなければその道筋を示します。
ある意味、伴走という形で、塾はその生徒に寄り添って行動するのです。
その子の心が折れかかっていたら励ましますし、成績が上がったりしたら褒めてあげます。
モチベーションを維持するために塾があるのであり、生徒はそれを利用して目標に突き進めばいいのです。
一方で、目標がなかったらどうなるのか。
塾はその子をどうサポートしていいかがわかりません。
ただ授業を受けてもらって、ただ課題をやってもらって、ただ塾に通ってもらうのです。
これでは、塾側も何のために指導しているのかが見えなくなります。
まぁ、お金自体は稼げているので、それで満足と考えればアリなんでしょうけどね。
しかし、それでは飼い殺しをしているようなものですから、塾はその生徒が成績が上がらなくても何とも思いません。
塾はできるだけ長い間塾にいてもらえればよいと考え、生徒の成績が上がらないことを放置してしまうのです。
せっかく縁があって塾に通ってくれているのですから、その塾でできるだけの成長をしてもらいたいですね。
少なくとも私はそう思って指導しています。
だからこそ、目標がない子が目標がないまま塾に在籍するのが心苦しいのです。
塾は目標を持って入れるようにしてください。
もし、なかったとしても、目標を見つける努力をしてください。
最初は「成績を上げる」という目標だけでも構いません。
その目標を必ず塾に伝えてください。
塾もその目標を聞いた以上、ぞんざいな扱いはしないでしょうから。
冬休みを前に冬期講習の参加を検討されている方も多いと思います。
ぜひ、目標をしっかりともってから、申込を行ってくださいね。
それでは、今日はこの辺で。