「テストできました!」「点数上がりました!」という嬉しい報告。

先日、中学生のテストが終了しました。

まだ結果は返ってきていませんが、私は生徒に「どうだった?」と聞くようにしています。

 

で、その返事が今回はうれしい内容でしたね。

 

ある中学生は「理科の答案、全部埋めましたよ。」と報告してくれました。

 

この生徒、うちの塾では英数しか習っていないので、理社は完全に自学なんです。

夏期講習で指導はしましたが、それでもその内容は半分くらいです。

残り半分は学校の授業と自学のみで乗り越えました。

 

今までは学校のワークも期限内に終わらず、だから繰り返しもできずという子でした。

しかし、今回は講習で指導したおかげで、学校の授業を聞くようになったんです。

 

初めて学校ワークを期限内に終わらせることができ、テスト前日まで学校ワークの繰り返しをしていました。

その努力が実ったのでしょう。

とりあえず、答案を埋められるまで成長したのです。

 

また、ほかの中学生は「先生、点数上がりましたよ。社会以外」と言ってきました。

この子の中学はテストの返却が済んでいて点数がわかっていたので自ら報告してくれました。

 

この子も例にもれず勉強が大嫌いな子です。

学校ワークは期日内に終わらせてくるのですが、汚い字で書いてくるもんだから真剣に解いている感じがしない子なんです。

 

ま、案の定、テストの結果は芳しくない状況が続いていました。

で、今回、私はこの生徒に「今回、テストの点数が上がらなかったら、塾はクビね」と伝えてあったのです。

 

そもそも、この子はまじめに勉強すれば点数が伸びることはわかっていたのです。

今まで何度もこの子に実験し、勉強さえすれば点数が伸びることは実証済みなんです。

 

だからこそ、今回のテストは本気で取り組んでほしかったんです。

そうすれば、必ず結果がついてくるとわかっているからです。

 

実際、この生徒が本気でやったかは微妙です。

しかし、行きたい高校があり、そこに行くためには勉強しなければいけないという現状がある以上、この子は頑張るしかなかったんです。

 

今回は、上記の二人が素晴らしいテストの感想を述べてくれました。

まだまだ結果には満足はいきませんが、それでも少しでも勉強に前向きになってくれたことが収穫なんですよね。

 

ちなみに、この二人、というか全員、私からのテスト勉強の指示は受けていません。

具体的にこれをやりなさいという指示は全く出していません。

 

私が生徒に言っているのは、「とにかくひたすら勉強しなさい」ということだけです。

何を勉強するのかも、何で勉強するのかもすべて自由なんです。

 

私は間違っている勉強をしていたら注意するくらいでしょうか。

特に指示がなくても生徒は自らが考えて行動していくんですよね。

 

要は勉強はやらせることが大事なんですよ。

努力して、成果が出てくれば、徐々に勉強は楽しくなってきますからね。

 

まずは勉強をやらせて、小さな成果を積み上げていく・・・

そうすれば、子どもは前向きに勉強していくようになるのだと思いますよ。

 

 

それでは、今日はこの辺で。