学校の働き方改革で、生徒の学力低下は加速するかも。

学校の先生が重労働であることは周知の事実ですね。

働き方改革が叫ばれる昨今、学校の先生も働く時間を抑えるのは当たり前の流れでしょう。

 

しかし、改革が進んできて出てきたのは、手抜きだけです。

テストを作成する時間を省いたり、テストを採点する時間を省いたり・・・

そういうところで仕事量を減らそうとするから、先生自らがテストを作成しなくなるのです。

 

まぁ、単元テストで業者のテストを用いるのはいいでしょう。

しかし、定期テストまで業者テストに代えてしまうのはやり過ぎな気がします。

 

なぜなら、定期テストは今までやってきた授業が生徒に伝わってるかを測るものだからです。

学校の先生が自らでテストを作成すれば、日頃から授業で説明している箇所を出題することができます。

そこを生徒が解ければ、自分の授業はきちんとその生徒に伝わっていることになるでしょう。

 

もし、正答率が悪ければ、学校の先生の授業にはある程度の反省が必要になるのです。

そこを省みないで授業を続けていけば、どんどん授業の質は下がっていくことでしょう。

 

また、定期テストは目の前の生徒の質に合わせて作ることができます。

目の前の生徒の質が低いのであれば、基本問題を多くしてあげればいいのです。

基本問題さえ解くことができれば、近くの高校には進学できますからね。

 

やる気のある子だって、高得点をとるためには、学校の授業をしっかりと聞かないといけないと思うでしょう。

なぜなら、授業で話した内容がテストに出るのでれば、学校の授業を集中して聞かないとその問題を解くことができないわけですから。

 

しかし、これを業者のテストで間に合わせてしまうと、授業とは関係がない問題が出題され、難易度もまるで生徒の質に合っていない問題が出題されるのです。

そうなると、結果は散々なものになり、低い点数の子たちはますます勉強へのやる気を失っていくでしょう。

 

そもそも、学校の先生が省くところはそこではないような気がします。

問題児があふれているなら、その子をマークする体制を作るべきですし、1人1人の先生の力が足りないなら連携すればいいのです。

 

もちろん、人手不足なのはわかっています。

そこは採用人数を多くするなり、補助教員を採用するなりするしかないでしょう。

まぁ、そこもうまくはいっていないですけどね。

 

学校の先生の仕事は多岐に渡るわけですが、いらない仕事の仕分けをすべきでしょうね。

学校はすでに神域ではなく、一般の企業と同じ位置づけにするのであれば、企業がするべき仕事に限定するべきなんでしょう。

 

しかし、勉強に関するところにメスを入れるのは間違っていると思いますね。

あくまでも学校は勉強する場です。

学校に通っていて、やる気のある子が排除されるやり方は間違っていると思いますね。

 

ここで叫んでも犬の遠吠えでしょうが、それでも学校の改革を正しい方向に修正してほしいですね。

子どもの学力を憂えるものとして、ぜひ正しい改革を行ってほしいものです。

 

 

それでは、今日はこの辺で。