中学生が定期テストレベルで5教科合計450点をとるのってどれだけ大変なことなんでしょう。
答えは「意外と大したことない」なんです。
正しい勉強法をやって、繰り返し問題を解いていれば、450点をこえることはそこまで大変なことではありません。
平均90点以上なんですから、そりゃすごい点数ではあるんですけどね。
ミスがしなくなるまで繰り返しをしないと、ここまでの点数はとれませんから。
ただ、意外と定期テストで450点以上は、努力次第でなんとかなるんです。
定期テストというのは、基本問題が9割以上出てきますからね。
学校ワークの反復練習で、その問題のほとんどをカバーできるわけです。
であれば、とにかく学校ワークを反復練習すれば90点はとれるようになるんです。
それこそ、ノート一冊がすべてびっしり埋まるくらいの学習をすれば90点以上はとれるでしょう。
ただ、それよりも上となると、簡単なことではありません。
470、480点ともなると、単純な努力だけでは届くことはありません。
学校の先生も満点がとられないように難しめの問題を1、2問出してきますからね。
そこまでしっかりと解けきらないと、それだけの合計点数をとることはできないんです。
まさに学年のトップというのはそういう子です。
学年に1~3人くらいしか、そういう子は出てこないんですよ。
そして、そういう子は、高校に行ってからも十分に通用するでしょう。
こういう子は努力家で、さらに才能がある子ですから、そういう子は高校の授業ペースに余裕でついていけるんですよ。
日々復習しながら授業についていくので、高3になったときにはかなりの実力を蓄えることになるんじゃないですかね?
高1・2年生を堅実に勉強を継続していけば、きっと有名大学に進学することもできると思いますよ。
最低でも指定校推薦で大学に進学することはできるでしょう。
では、450点をとっている子はどうなのか?
実は、この点数をとっている子の層はかなりの人数が入っています。
進学校の高校に入ってしまえば、その生徒のほとんどが450点を経験しています。
ということは、ある意味、凡人なんです。
ま、大学受験を目指す生徒の中でということですけどね。
ただ、大学受験組で凡人ということは、上位の有名大学に進学することは難しいということなんです。
それほど中学時代の450点というのは、価値を持たないんです。
そこで「自分は頭がいい」とは思ってはいけないんですよ。
そんなの高校に入れば、すぐにメッキが剥がれてしまうものですから。
ある意味、450点の層というのは、可哀想な層といえます。
とにかく勘違いが起きやすい層なんですよ。
これは子どもだけでなく、親にも起こることです。
親でさえも「自分の子は頭がいい」と錯覚してしまっているんです。
子どもは高校に入ってからの順位で現実を知ることができますが、親はずっと子どもが優秀だと勘違いして過ごすこととなるでしょうね。
親は子どもがきっと有名大学に進学してくれると信じています。
そして、高3の春の三者面談で、現実を知ることとなるのです。
担任からの「お子さんが行ける大学は今のところありません」という言葉で。
450点をとっている層が考えなきゃいけないのは、中学時代に480点以上の成績を目指し、高校三年間勉強し続けることなんです。
現状に満足することはしてはいけません。
そうではなくて、とにかく上を目指すのが正解なんですよ。
中途半端な成績は自分を苦しめることになりますよ。
大事なことは、上を目指すことですからね。
こんな田舎の狭い世界でトップをとっても、それが井の中の蛙であることに気づいて下さいね。
それでは、今日はこの辺で。