昨日、とある中学生に英語を指導していました。
たまたまですが、まとめのページにさしかかっていましたので、今までの総復習ということで問題を解いてもらいました。
丸付けをしてみると、残念ながら間違いだらけでした。
私はなぜその答えにしたのかの理由を生徒に尋ねていきました。
案の定ではありますが、あまりうまく理由が話せません。
本来なら、私が「なんでその答えにしたの?」と質問し、
生徒に「○○という単語を見て、○○と考えたからです」と答えてもらいたいのです。
一見、高度なことをしていると思えるかもしれません
しかし、英語の問題を正確に解くというのは、その理由まで把握して初めてできるようになるのです。
英語だけでなく、どんな教科の問題でもそうですが、「なんとなく」という理由で問題を解いてはいけません。
常に「なぜそうなるのか」を考えながら問題を解くようにしないと、その問題の本質を理解することはできないのです。
英語ができない子の多くがこの「なんとなく」だったり、「雰囲気で」問題を解いているのです。
例えば、(sing)を適した形に変形しなさいという問題があったとします。
英語ができない子の多くは、この問題が出ると(singing)と答える傾向があります。
これはなぜ~ingに形を変えなきゃいけないのかが分かっていないからです。
つまり、よくわからないけど、なんとなくで解いてしまっているのです。
ある程度英語を学んだ方ならわかると思いますが、意外に~ingに変える場合というのは少ないのです。
しかし、実力テストなどのテストや、問題集などを解いているとやたらと~ingに変えさせる問題が出てきます。
そういう経験があって英語ができない子は~ingが答えだと刷り込まれてしまうのでしょう。
ここで~ingに変える場合とはどんなときなのかという解説はしませんが、その部分をしっかりと理解しないで英語を学んでいくことは、英語が苦手になる可能性が高いのです。
上記の子はいろいろな英語の知識が頭でごちゃまぜになってしまっています。
幸いにも、まだ復習する時間はありますので、無理して進むことなくじっくりと復習をしていこうと思います。
ここで手を抜くことが後でどれだけ大変なことになるかは、私が一番分かっていますからね。
私は指導する際に、その理由を考えさせることを大事にしています。
それは問題を正確に解いてもらいたいからです。
せっかく塾に通っているのですから、たくさん正解させてあげたいですね。
それでは、今日はこの辺で。