想像力がない子は、勉強を理解するのはキツい。

最近の子はと言ってしまうとかわいそうかもしれませんが、想像力がない子が多くなってきている気がします。

 

今やネットで検索すれば、その画像を容易に見ることができます。

本を読まなくたって、映画化された動画を見れば、想像しなくても楽しむことができます。

漫画だって、アニメになってしまえば読む必要がなくなり、想像力は使いません。

 

社会がどんどん変わっていく中で、子どもたちは想像する経験というのが、どんどんなくなっているのが実情なんです。

そりゃ想像力がない子が多くなるのも仕方のないことかもしれません。

 

では、なぜ想像力がないと勉強ができるようにならないのか・・・

それは、勉強というのは教科書、つまり活字で行うものだからです。

 

ただの言葉を見て、その言葉から色々なことを連想していく・・・

それができて初めてその内容を理解できるようになるのです。

 

顕著にその状況が現れるのは、国語でしょうね。

国語の文章、特に物語文は文章から登場人物の顔やら心情を読み解かないといけません。

それがある程度理解できないと、さすがに問題を解くことが難しくなるのです。

 

他の教科も同様です。

理科だってその現象をどう起こるのかを想像することが大事です。

頭の中でどうしてそういう現象が起こるのかを想像して理解していかないと、テストの問題は解けないようになっているのです。

 

社会だって同じです。

歴史上の人物はどう考えていたのかを想像したり、なぜこの戦争が起こったのかの理由を想像したりすることは大事なことです。

地理だって同じように、その場所ではどういう人たちがどのように暮らしているのかを想像することが大事なのです。

 

もちろん、わからないことはネットで検索するべきでしょう。

しかし、画像ばかりに頼っていては、想像力は身につかないでしょうね。

 

あくまでも自分なりに想像してから、本物の画像を見るといいですね。

そうすれば、自分の想像と同じなのか、それともかけ離れているのかがわかって楽しくなりますからね。

 

では、想像力はどのように身につければいいのか。

それは親が子どもに想像する機会を与えることが大事なんです。

 

幼少期のころから、親が子どもに質問をしているかがカギになります。

例えば、絵本を読んであげていたとします。

そのときに子どもが知らない言葉が出てきたら、「これってどんなものだろうね?」と質問してあげればいいのです。

 

別に絵本に限らず、日常の会話の中に質問を入れてあげるのも効果的です。

子どもの質問に対して、いきなり答えを教えるのではなき、逆に「どう思う?」と聞いてあげるのです。

 

子どもの思考力が豊かなならばいろいろな解答が出て楽しいと思いますよ。

それこそ、自分の子どもは天才か!!と思うほどに楽しい会話になることでしょうね。

 

ある程度大きくなったら、なかなか会話がうまくいかなくなるでしょうが、そういう子には本を読ませるのが効果的でしょうね。

やはり活字を読み想像することが大事なんです。

 

その子が興味のある本を買ってあげて、ひたすらに活字を読ませるだけでも、想像力が豊かにはなるでしょうね。

なるべく挿絵が少ないものの方がいいでしょうが、子どもが好きな本って挿絵が多いものが多いですから、少々難しいかもしれませんけどね。

 

想像力は勉強の土台です。

そもそも想像できなければ勉強の奥行きは感じることができません。

勉強が本格的に難しくなる高校生二なる前に、しっかりと想像力を養ってもらいたいですね。

 

 

それでは、今日はこの辺で。