もし、あなたの子が「友達に勉強を教えてあげてる」と言ってきたらどう思いますか?
「人に教えている暇があるなら、もっと勉強しろ!!」って思うのでしょうか?
確かに、人に教えている間は自分の勉強ができないことになります。
その間は、自分の頭が良くなっていかない・・・と思ってしまうのでしょう。
しかし、それは大きな間違いです。
人に教えてあげられる子というのは、自分がある程度わかっていないとダメです。
そもそも勉強ができない子が、勉強を教えられるはずもないですからね。
人に教えられるということは、その分野に一定の理解がある証拠です。
そして、うまく教えてあげるためには、さらに深く物事を理解しないといけないわけです。
人に教えるのってそんなに簡単なことではないですからね。
特に、子どもは教える経験自体がないので、うまく教えられないのが当たり前なんです。
それでも頑張って教えてあげようという子は、心が優しいというのもありますが、努力家なんだと思います。
いかにわかりやすく教えてあげようとするのか、そのための努力をしている子は、そもそもが努力家なんですよ。
そして、人に教えてあげるのって、素直に感謝されますからね。
わかりやすい指導ができる子って、優越感に浸ることができるでしょう。
もっとうまく教えてあげたいという気持ちになっていけば、さらに勉強することになるでしょうね。
ゆくゆくは先生になりたいなんて思うかもしれません。
最近は学校の先生になりたいと思う人が少ないので、逆にチャンスかもしれませんよ。
私も塾講師をやっているわけですが、中学生のころから友達に教えてあげたりしていました。
一番多く面倒を見たのは妹ですけどね。
妹の勉強はよく見てあげた記憶があります。
まぁ、そういう流れもあって、教師になりたいと思ったわけですが・・・
今いる生徒の中も「友達に教えてあげた」と報告してくれる子もいます。
私は「どんどん教えてあげな!もちろん、しっかりと理解した上で教えてあげなね」と返事をしています。
人に教えてあげると、自分の頭の中の知識が整理されます。
決して自分の時間が奪われてしまうことではないですからね。
あなたの子どもが友達に教えてあげていると言ってきたら、ぜひ頑張ってねと言ってあげてくださいね。
それでは、今日はこの辺で。