数学やら英語やら、何でもそうですが、その問題を解いたという経験がないかぎりは解くことはできないでしょう。
何も教わらなくても、初見で問題が解ける子もたまにいますが、それは今までに色々な経験があるからです。
問題自体を解いた経験はなくとも、それに準じた経験をしているのです。
例えば、レゴブロックで遊ぶのが好きだった子は、図形問題が得意であるというのがあります。
これはレゴブロックで遊んでいると、空間把握能力が成長し、奥行きなどを予測できるようになったりします。
こういう子は、図形を多角的に見ることができ、図形問題も独自のやり方で解いてしまうでしょう。
こういう例外を除くと、やはり問題を解いたことがあるという経験がないと問題自体を解くことはできないのです。
問題を解く経験というのは、その機会が用意されないと、実現されないでしょう。
学校では基本を授業するため、応用問題を詳しく指導してくれることはありません。
もちろんその学校の程度にもよりますけどね。
中学校であれば、基本を指導するので精一杯となるでしょうから、応用問題を扱う時間なんてないんですよ。
一方で、塾は応用問題まで指導することをが当たり前となっています。
これも全員というわけにはいかないのですが、生徒の能力に合わせて応用問題まで指導するのです。
基本問題がある程度できている子には、応用問題を指導しても理解ができますからね。
そういう子には率先して、応用問題を解かせるわけです。
一度解き方をレクチャーされれば、その子には応用問題を解いたという経験値がたまります。
その経験値がどんどん積み重なることで、応用力が身についていくのです。
このように応用力が身につけば、入試問題などの難問でも解けるようになっていくでしょう。
生徒たちは頭に汗をかきながら、難問に挑戦しています。
最初はできなくても、何度も挑戦することで少しずつできるようになっていきます。
その成長を見るのが、私の楽しみでもあるんですよね。
今後も、生徒の応用力が身につくように、応用問題をできるかぎりわかりやすく指導していこうと思います。
それでは、今日はこの辺で。