考えて行動できる子はやっぱり尊いんだよね。

今年度のうちの中3生は少ないというか、ほとんどいません。

でもその少ない中3生も夏を経て、きちんと受験生になってきた気がしますね。

 

うちの夏期講習では、中3生は毎日朝9時に集合し、夕方4時まで自習をしていきます。

これを必修としているので、夏を経た中3生は否が応でも勉強体力が身についていくのです。

 

ちなみに、この夏期講習を経験しない中3生をうちは受け入れることはありませんので、夏前には中3生の募集を停止します。

まぁ、定員がいっぱいなら募集自体はしないんですけどね。

 

で、その夏期講習を終えた中3生、私が何も言わずとも塾に自習に来ていますね。

きっと家より集中できるということがわかっているのでしょう。

自分で塾に行って勉強するということを決めたんでしょうね。

 

これってなにげない行動ですが、とても立派な行動なんです。

人に言われないと行動できない子はやっぱり成績は伸びにくいんですよ。

 

とはいえ、勉強すらしない子には、最初は強制的に勉強させることが大事です。

しかし、徐々に自らで考えて行動するように促してあげないといけません。

 

ただ、いつまでも親が命令口調ではダメなんです。

「○○しろ!!」では、子どもはなにも考えずにその言葉に従うことになります。

そうではなくて、「○○点をとりたいんだろ?じゃあ、どうしたらいいと思う?」と聞いてあげてほしいのです。

 

そこで子どもから親が期待する言葉が出てくるなら、その子はしっかりと考えて行動していることになるでしょう。

しかし、全く言葉が出てこない、もしくは、とても幼稚なことしか言えないなら要注意です。

 

言葉が出てこないのは、親に恐怖を感じているからです。

何を言ってもムダだ・・・と子どもが親に対して思っていれば、子どもは自分の考えをひけらかすことはないでしょう。

 

幼稚なことしか言えないなら、それは本当に何も考えていないのか、それとも精神年齢が低いのです。

普段から考えさせないと、低レベルの発言しかできなくなります。

こういう場合は、親子の対話も考えたほうがいいですよ。

 

ちなみに、親が正しい勉強方法を教えてあげなければいけないわけではないですからね。

子どもと話合う中で、色々なアイデアが出てくることが大事なのです。

親はその出てきたアイデアの中から良いと思われる方法を「やってみな」と促してあげればいいだけです。

 

考えて行動できる子は、なかなかいません。

そもそも、考えても行動しない子が多いですからね。

 

とはいえ、考えすることなしに行動だけしているのは、もっとも効率の悪い行為です。

自分で考え、自分の道を決めていく・・・そういう子に育ててほしいですね。

 

 

それでは、今日はこの辺で。