うちのブログでは、まず親が子どもに勉強させるべきと推奨しています。
何もやらずに成績が上がらないなんて、もったいないじゃないですか。
せっかくなら、できるかぎりの努力を自分でやってみて、どの程度まで成績が伸ばせるかをやってみましょう。
ただ、勉強をさせていても意味がない場合があります。
そもそも勉強したことがない子は、親に勉強をしろと言われたら、勉強しているフリをするのです。
いわゆる「勉強詐欺」と呼ばれる行為ですね。
勉強詐欺とは、楽をして勉強するというものです。
この勉強は考えるという行為は一切しません。
手だけを動かして、ノートを埋める作業しかやっていないのです。
えっ、勉強って考えてやるものだよねと思った方、甘いですからね。
勉強はいくらでも考えずにできるんですよ。
つまり、勉強しているフリは簡単にできてしまうわけです。
例えば、漢字練習や英単語練習などは、勉強詐欺の定番ですよね。
1時間~2時間勉強したといっても、ただ練習しかしていないなら、それは勉強ではありません。
しかも、練習するだけしかしないから、自分が覚えたかどうかもわかっていないんです。
最後に自分でテストをして、練習をしたことを覚えているか確認している子は大丈夫ですけどね。
そういう行動ができているのであれば、練習自体も勉強といえるでしょう。
学校のワークなどの問題集もそうですが、教科書を見ながら答えを埋めているのは勉強とはいえません。
正しい勉強方法は、教科書や学校のノートを見返して、しっかりと暗記してから自分の頭で解いていくのです。
頭で解くというのは、「これって何だっけ?」とう~んとうなりながら解くことです。
頭から答えが出てくれば、その問題はできたことになりますからね。
答えが出てこなかったら、覚え直しをすればいいんです。
そして、再度自分で解けるかどうかをやってみるんです。
そこでできるようになっていれば、その問題は自分のものになったことになります。
そこまで仕上げれば、テストでもきっと正答が出せるようになるでしょう。
正答が出せるなら、おのずと成績は上がっていくわけですよ。
こういう勉強詐欺をしてしまう子というのは、自分が成績を上げるためにどうすればいいのかが分かっていないんです。
まぁ、勉強の経験がないわけですから、仕方のないことかもしれませんけどね。
勉強詐欺を辞めさせるためには、ある程度は親が勉強方法の提示を行わないといけません。
まずは、子どもの勉強している内容を確認してください。
その内容があまりにも考え無しの勉強だったら、テコ入れが必要でしょう。
もし、勉強方法が何も思いつかないというのなら以下のことをやらせてみてください。
教科書や学校のノートを読ませる⇒内容をある程度覚えさせる⇒何も見ずに問題をやらせる
というのが、簡易的ではありますが、考えて勉強していることになるかなとは思います。
最初はできないとは思いますが、この流れがうまくいけば少しずつ自ら勉強する意味がわかってくるかなとは思いますよ。
それでは、今日はこの辺で。