能動的に動けない子はやっぱりダメになる。

高校生の定期テストの結果が返ってきています。

まだ個票は出てないですが、各教科のテスト結果は返却されている模様です。

 

で、その結果を聞いてみると、あまり芳しくない報告が多数です。

まぁ、原因は単なる勉強不足なんですけどね。

 

毎日コツコツ勉強できない子がいきなりテスト前に勉強したところで点数がとれるわけがないんですよね。

テスト前だけでも勉強しているんだから偉いと思われる方もいるかもしれませんが、そんなので高得点がとれるわけもないんです。

 

例えば、とある数学の苦手な高校生がいます。

この子は数学が苦手だと知っているからこそ、毎日1時間は必ず数学の勉強をするようにしています。

あれだけ数学が苦手だったにも関わらず、今では成績優秀者として名前が載るレベルになっています。

 

結局は、その子のモチベーションなんでしょうね。

苦手だから逃げるのではなく、苦手だから立ち向かったわけです。

それで、良い結果を出しているわけですから、この子の優秀さがよくわかります。

 

一方で、毎日勉強しているにも関わらずテストの点数が低い子もいます。

ただ、この子に関しては、自分に甘いんですよね。

 

毎日勉強するにしたって、何も頭を動かしていなければ、それは勉強とはいいません。

ただ漢字練習をする、ただ英単語を覚える、ただ教科書を読む・・・それでは、有効な勉強方法とはいえないでしょう。

 

いかに毎日勉強するにしても、それが効果的かどうかが大事なんですよ。

大事なことは、アウトプットを行うことです。

学校で習った内容を本当に理解しているかどうかは、自分で問題を解いてみないとわかりません。

 

ノートや教科書を読んで、その日の復習をしたら、その箇所の問題を解かないといけないのです。

これを自然とできない子は、考えることから逃げているだけです。

 

よく低学年に見られるのですが、親から勉強しろと言われたら、漢字練習を適当にやって勉強したことにする子がいます。

別に漢字練習が悪いわけではないのですが、それだけしかやらないのがマズいのです。

 

漢字練習だって工夫次第で、ちゃんとした勉強になります。

それは練習が終わったら、テストをすればいいのです。

覚えたかどうかを確かめるだけでも立派な勉強になるでしょう。

 

しかし、勉強を面倒くさいと思っている子は、それをやりません。

ただ、漢字を練習して、勉強しているフリをするのです。

こういう子は意味のある勉強をしようとは思わないんですよね。

 

こういう思考をしてしまう子というのは、毎日勉強してもあまり効果はありません。

むしろ、勉強しているのに、成績が上がらないという訳の分からない状況に陥り、自分の才能がないとか言い出します。

これは勉強をしていない子よりもたちが悪いです。

 

せっかく勉強するなら、意味のある勉強をしないといけません。

考えて勉強することをたとえて「頭に汗をかく」と言いますが、どうせ勉強するなら毎日毎日頭に汗をかく勉強をしないとダメなんですよ。

 

頭に汗をかくことから逃げている子は、いくら勉強しても成績は上がらないでしょうね。

嫌なことや大変なことに立ち向かえる子だけが、本当の成長を勝ち取れるんだと思いますよ。

 

 

それでは、今日はこの辺で。