やっとわかったか・・・。

とある高3生がいます。

この子には、高1の頃から何度も「勉強の習慣は大事」と説いてきたんです。

しかし、高3になっても、やる気の火は一向につくことはありませんでした。

 

保護者面談でも、あまりにも成長しないことに私と保護者で嘆き合ってきました。

ちなみに、この保護者の方は子どもに勉強させようと頑張れる方です。

手を替え品を替え色々とやる気に火をつけようと頑張ってきたんですよね。

 

そして、先日行った保護者面談で、強制的に勉強をやらせることを私と保護者の間でルールを作りました。

そのルールというのは、学校から帰ったら塾に直行し、3時間以上勉強してもらうということです。

 

こうすれば確実に私の方で管理もできますし、保護者は安心できますからね。

とにかく有無を言わさずに塾に来なくてはいけなくなりました。

それからは毎日黙々と勉強をしています。

 

昨日の帰り、私とその子で話しをしていたんですが、そこでこんなことを聞いてみました。

「な、時間足りないだろ?」と。

すると、「うん、全然足りない・・・マジで時間が足りない・・・」と言っていました。

 

そりゃそうですよね。

今までどれだけ勉強すればいいのかがわからなかったんですもの。

 

ちなみに、この勉強してこなかったというのは、本気になってやってこなかったということです。

一応ですが、毎日勉強はしていた・・・らしいです。

 

とはいえ、やっと目が覚めたようですね。

あれだけこういうことにならないように声をかけてきたんですが、まぁ予想通り勉強のやる気は自分では出すことはできませんでした。

 

もし、ここで勉強のやる気を少しでも出せなかったら、第一志望の大学には進学できないでしょう。

放置していれば確実に大学には受かりません。

この子の第一志望はそんなに簡単に受かる大学ではないですしね。

 

私がこのエピソードで伝えたいのは、やらせないで後悔するくらいなら、やらせて後悔しませんか?ってことです。

子どもは親の厳しさに反抗するものですが、それは一時的なものです。

将来、自分の足で前を進むことになったら、そのときは親の行動に感謝してくれますよ。

 

高校を卒業すれば、子どもが親の手から離れるのは確定事項です。

その時まではできるだけのことをしませんか?

過保護になるのはよくありませんが、子どもの将来のためにする行動ならばやってあげてもいいんじゃないでしょうか。

 

このブログでは何度も書いていますが、高校生なんて所詮は子どもです。

高校生を大人扱いなんてしちゃダメですよ。

自分のことを親に頼らずにできるようになっているならいいですけどね。

 

もし、高校生になったら、子育てから離れたいと考えるなら、それまでにしっかりと育てないとダメですよ。

中学生の中には、もう自立している子だっているんですから。

そこまでに計画的に自分のことは自分でやらせる、としなきゃ。

 

子どものうちに自立できないのは、結構当たり前のことだと思いますけどね。

何せ大学生になっても、自分のことをろくに決められない子だっているんですもの。

 

子どもが将来やりたいことがあると言っているのに、全く動かないなら、親が先に覚悟を来ましょうよ。

子どもがやるのを待ってヤキモキするくらいなら、自分で行動しちゃった方がいいですよ。

ぜひ子どものためにできることを今のうちにやっておきましょう。

 

 

それでは、今日はこの辺で。